21キロ過ぎの上り坂だった。横一列に並んだ4人のケニア選手は何か言葉をかわした後、最も自己記録が遅い格下のバーマサイが「捨て駒」として飛び出し、後続をふるいに掛け始めた。日本勢で唯一、先頭集団に残っていた堀端もここで離され、メダル争いには加われなかった ...