日本銀行の山口広秀副総裁は2日、高松市で講演し、欧州の財政・金融危機について「最悪の場合は通貨統合そのものの維持に対する市場の信認が低下する可能性も完全には否定できない」と述べた。 中央銀行幹部としては異例の厳しい表現で強い危機感を示した。