【連載:インディーゲームの新時代②】開発費捻出の苦労と、新たなビジネスモデルの出現Rival Threads : Last Class Heroeshttp://www.kickstarter.com/projects/kontrabida/rival-threads-last-class-heroes-the-final-push カナダのトロントのインディーデベロッパーのStudio Kontrabidaが制作している2DRPG。以前にキックスターターで集めた資金で前作にあたる「Last Class Heroes」の開発を行ったデベロッパーによる続編の開発のようだ。ビデオやサイトにあるビジュアルから分かるとおり、学園を舞台としながら、アニメ調のキャラクターがマリオネットを駆使してバトルするという内容。ある意味で海外版「ペルソナシリーズ」のような雰囲気である。絵柄は日本のマンガやアニメに影響を受けながらも独特なタッチで非常に興味深い。締め切りは7月10日までだが、すでに目標金額を5,000ドルに到達している。5ドルの支援でAndroidとiOS版のゲームの購入権が与えられるので、気になった方はチェックしてみよう。 Zombie Squashhttps://youtu.be/VJI0ZE7xhl4 George Romero in Zombie Squash Game – Kickstarter Videohttp://www.youtube.com/watch?v=VJI0ZE7xhl4昨今の、スマートフォンでゾンビゲームの人気の過熱ぶりには目を見張るものがある。そんな数多あるゾンビゲームの中に一石を投じようと、なんとゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロが声で出演するゾンビゲームのプロジェクトがキックスターターで開始された。目標金額は7,500ドルで締め切りは6月22日。ビデオを見る限り、ジョージ・A・ロメロが声で出演するという他は、カジュアルなタワーディフェンスゲームのように思え、支援者は今のところあまり集まっていないようだ。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 多様化する開発費の捻出方法以上、見てきたとおりインディーゲームにおける資金獲得の新たな方法が出現してきている。これらの手段が今後定着するかどうかはまだ分からないが、少なくともパブリッシャーからの予算に依存しない形のゲーム開発の可能性が開けてきたことは事実だ。さらに比較的小規模な開発が可能なスマートフォンプラットフォームでは、これらの方法を利用して、今後ますますインディーゲームの活躍が期待できる。日本でもクラウドファンディングが徐々に浸透しつつあるため、「スマートフォン発のインディーゲームが大ヒット!」といった未来が待っているかもしれない。 【連載:インディーゲームの新時代】(完結済み)①海外で巻き起こる個人制作、小規模開発者のムーブメント②開発費捻出の苦労と、新たなビジネスモデルの出現③ゲーム開発の民主化とゲームエンジン④デジタル時代の新しい「価格」のあり方⑤日本のインディーゲームの未来
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