Images of カザフスタン
総合2位アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ・プレミアテック)、総合1位リッチー・ポート(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)、総合3位ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
ダウンロード画像 アクトベfc, 金色のロゴ, カザフスタンプレミアリーグ, 赤い金属の背景, フットボール, カザフサッカークラブ, アクトベfcロゴ, サッカー, fkアクトベ フリー. のピクチャを無料デスクトップの壁紙
ダウンロード画像 トボルfc, 金色のロゴ, カザフスタンプレミアリーグ, 黄色の金属の背景, フットボール, カザフサッカークラブ, fcトボルのロゴ, サッカー, fcトボル 画面の解像度 2880x1800. 壁紙デスクトップ上
北京を出発して飛行時間約5時間50分、カザフスタン時間の4時10分、ようやくアルマトイ空港にランディングした。一般的に初めて訪れる国に降り立つときはドキドキしたり、興奮したりするものだが、中央アジアには一度訪れているので状況がある程度わかっているということもあるが、、初めて目にすることへの興奮よりも、まず機内預けの荷物が空港到着後に荒らされないか心配でしかたなかった。実際にバルトを除く旧ソ連諸国では鞄の鍵がこじ開けられ、荷物の中のものが盗まれることが頻発し、身をもって二回も破壊された経験があるので特に心配だった。ましてカザフスタンは官憲が腐敗し、何かにつけてお金を取ろうとする輩の多い中央アジアの国、心配しないはずがない。
飛行機はランディング後、ターミナルのエプロンに駐機するのかと思いきや沖止めされ、タラップで空港に降り立ち、出迎えのバスでターミナルへと向かった。ターミナルに到着すると私はイミグレーションへと足を急いだ。旧ソ連諸国の出入国手続きは本当に時間がかかるので、早めに並ぶ。ただでさえ薄暗く陰鬱な雰囲気が漂っているというのに、イミグレで長い間待たされるとイライラしてしてまう。一人一人念入りに調べていると言えば聞こえは良いが、どう見てもやる気なさそうにチェックしているようにしか見えない。更に西側のように優れたシステムが構築されてない為、照合の遅さも時間の遅さに輪をかけているのだろう。
ところがアルマトイのイミグレーションはこれら旧ソ連圏での陰鬱な入国管理全てを覆した。まずイミグレはテキパキと動く。タシケントの入国ではシステムがうまく機能していないのか、特に自分の入国の際に3分も要した。一人三分なんてカップラーメンができてしまう。カザフスタンのイミグレーションは他のCIS諸国の空港と比べても大変電球が多く明るい。そこからしても、ガスとカスピ海油田の景気に沸くカザフスタンは他諸国と異なっているのが良くわかる。おそらくPCなども他国と比べると、西側に近いものを入れているのだろう。ターミナルだけを見れば、西側諸国と何の遜色はない。
更に驚いたのがバゲージクレームだ。ターンテーブルから荷物を引き取ると、出口前でタグとタグ控えを合わせて確認するのだ。こんなこと国際線では日本でもかつて成田で94年頃に経験ある位で、未だ海外でタグの確認をしているのなんてみたことない。そんなしっかりした管理を期待していたどころか、空港で鍵が壊されバックパックが荒らされる事を心配していたが、その管理体制を見ていて、バゲージクレームで安心してバックパックが出てくることをまつことができた。天然ガス田を持っているとはいえ、独裁政権が全く機能せず、官憲の腐敗が続き、空港でかばんが荒されることが多々あるウズベキスタンとは雲泥の差である。
荷物をピックアップしたは良いものの、まだ外の暗い間に到着したので、もう少し夜が明けるまで到着ロビーで待機し、7時位に空港から外に出た。アルマトイ空港は市内から15キロ離れているが市内までバスが走っていると聞いていた。ところがターミナル周辺にはバス停はなく、待てど暮らせどバスは来ない。市内のホテルに行くだけなら人に尋ねて場所を確認しようとも考えたが、この日アルマトイからビシュケクに向かうつもりでいたので市内から更に5キロ以上離れたサイランバスターミナルまで横着してタクシーを利用することにした。タクシーといっても中央アジアでは白タクが主流なので乗車前に必ず値段交渉をしておかないと、下車時に思わぬほど料金を請求され、トラブルに繋がる。今回サイランバスターミナルまで運転手と交渉したわけだが、どの運転手も最低3000テンゲ、約3000円近い値段を行って来る。恐らく外人だから吹っ掛けているのだろうが、それにしても産油国で、更に物価から考えるととんでもない値段だ。一般的に中東などの産油国のタクシーはガソリン代が安いため、比例してかなり割安に感じていた。しかしながらカザフスタンはどうだろうか?平均月収が7万円のないこの国で3000円は余りに高すぎる。尤も帰国の際、再びアルマトイに戻り一泊したが、そのホテルの宿泊費や、宿泊客がロシア語で「アルマトイのタクシーとホテルは何と高いんだ!」と愕然としながら会話をしているのを聞いて、どうも自分だけが感じたことではないことに納得したが、それにしてもこんな物価に不釣合いな高さの中、カザフ人はどうやって暮らしているのだろうか?