Images of ガンデンポタン
短い中央チベット紀行も中盤に差し掛かり、中央チベット紀行のメインイベント、タンカ開帳祭へ!!
主要なチベット仏教寺院では1年に1度タンカが開帳され、ガンデン寺ではチベット暦の6月15日がご開帳日。2006年はちょうどお盆前の休みの取れやすい時期(8月9日)が開帳日となったため、今回ラッキーにも旅程に組み込む事ができました!!(^^)
先日四駆でラサに向かう途中、ドルジ君にシウタン祭りを見に行く事を話すと、何とサポートを申し出てくれました!!
「ラサからガンデン寺に個人で向かうには早朝のバスに乗らなくてはダメで、しかも乗車チケットを事前に買う必要があります。マルオさん一人で向かうのはとても難しいと思いますので、我々の旅行社でチケットを手配して、ツェワンに、ガイドはできないけど(笑)ガンデン寺まで同行させますよ。」
1泊2日の手配旅行が終わった後も、サポートしてくれるなんて!!ツェワン君には、ポタラ宮にひき続きまたお世話になることに。混雑が予想されるタンカ祭に、心強い援軍!!(^^)本当に、ドルジ君達にはお世話になりっぱなしです……!!m(_ _)m
タンカ祭当日。頭がズキズキする中(汗)、朝3時半に起き、ツェワン君とそのお友達とホテルのロビーで合流。4時にジョカン寺前のバス乗り場へ。まだ辺りは真っ暗だが、既に多くのバスと人が集まっていました。5時にラサを出発し、6時半にガンデン寺へ。出発時間が早かったからか、車の渋滞もなく、満月と満天の星を眺めながら、とても順調にガンデン寺へ到着!!
まだ朝が早いので、バスから降りるとめちゃめちゃ寒く、防寒着を着込む。ツェワンは昨日のポタラと同じく、お手軽な半袖シャツ姿。おーい、大丈夫か~??(爆)
タンカのご開帳は正午ごろだったので、それまでガンデン寺の中を参拝し、お寺の外周のコルラ道を歩きました。ガンデン寺は標高4300mの山の頂にあるお寺で、ラサよりもさらに空気が薄く(笑)、
急斜面の広ーい範囲にお堂が建っているので、階段の上り下りが大変…。お寺の参拝だけで疲れてしまいました…。(^^;;; 9時から、コルラ道をゆっくり休憩しながら歩きました。巡礼路から見える山河の見晴らしがとても素晴らしく、チベット人巡礼者達がサン(お香)を燃やし、ルンタ(紙のお札)を空に投げながら巡礼している様子も、とても印象的でした。
正午前、ちょっとバテぎみでお寺に戻ると(笑)、待ちに待ったシウタン祭が開幕!!お坊さん達がツォンカパ霊宝殿の前に集まり、太鼓を鳴らし、ラッパを吹き始めました。グルグルに巻かれたタンカが壁に引き上げられた後、黄色のベールが徐々に剥がされ、ゲルク派の開祖・ツォンカパ様がお出ましに!!!
巡礼者たちはタンカに向かってカタを投げまくり、一心不乱に祈り始めました!!聖なる、熱気に溢れた祈りの空間。あぁ、この場所に立てた事に、感激!!!
しかし巨大なタンカも1時間ほどでしまわれる事に…。興奮の時間はあっという間でした…。高山病で頭が少し痛かったけど、天気にも恵まれたし、ここに来れて、本当に良かった!!
トゥクパを食べた後、しばらく3人で山の斜面に寝っ転がってご開帳の余韻に浸って、ガンデン寺を後にしたのでした。高山病には相変わらず苦しめられたものの(爆)、素晴らしい思い出ができました!!