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ひょっとすると、もうすっかり梅の季節でしょうか、東京は。
セツブンソウが撮りたくて初めて訪れてみた国立科学博物館附属・自然教育園。
地図を見て、敷地が妙にえぐれていると思ったら、隣接するのは、かのアール・デコの邸宅で有名な東京都庭園美術館でした。
友人に触発されて美術館めぐりにハマっていたとき、庭園美術館は何度か訪れましたが、その当時は逆に自然教育園のようなところには全く興味がなかったので、この2つが隣接しているなんて、ついぞ知りませんでした。
折しも庭園美術館では、19世紀のイタリア絵画展が開催中です。
でも、マッキアイオーリなんて人は知らないな。
なんて思っていたのですが、公式サイトを調べてみたら、マッキアイオーリとは、19世紀半ば、フランスのバルビゾン派に影響を受け、印象派に先駆けて対象物に当たる自然の光を探求し、同時にイタリア統一運動の激動の時代にふさわしい絵画を求めて、トスカーナ地方の田舎風景やそこに生きる人々の姿をターゲットに、叙情的に、だけど当時のアカデミズムに反抗して革新的な絵画技術を駆使した画家グループのことでした。
イタリアの印象派とサブタイトルがつくのも納得です。
昔の私なら真っ先に美術展の方に飛びついたでしょう。
しかし今の私は、庭園美術館なら庭園散策ができるかも、というところからそそられました。
でもあくまで隣の自然教育園でセツブンソウを撮るのが第一目的で、私の心を一番捉えのたは自然教育園に変わりありませんでした。
ただ、時間があったら、せっかくだから、庭園美術館の庭園散策もよさそうです。
もちろん写真が撮れるから@
そして、その後についでに美術展、という順番になってしまいました。
自然教育園は15時前には回り終えたので、庭園美術館と庭園散策する時間はたっぷりありました。
庭園では、梅が紅白ともすっかり見頃になっていて、庭に彩りを添えていました。
これは嬉しい誤算でした。
梅の季節はこれからだと思っていたのに、東京はもうすっかり梅の季節なのでしょうか。
惜しいことに、15時では、絵になる日本庭園の方はすっかり日陰になってしまっていました。
せっかくの白梅咲き乱れる日本庭園が、雪景色の色あせた写真のようになってしまいました。
マッキアイオーリや印象派が追い求めた外光は、写真では必須です。
東京都庭園美術館公式サイト
http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html
イタリアの印象派マッキアイオーリ展の公式サイト
http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html
庭園マップ
http://www.teien-art-museum.ne.jp/garden/index.html