Images of ノート:スロベニアの歴史
初日は、リュブリャーナ市内観光です。
まず、下から丸見えなのでスカートで渡ってはいけないという肉屋の橋を通ってリュブリャーナ城へ。初めに入った部屋が中世の拷問・処刑道具の展示で、女性陣はその残酷さにかなりげんなり(笑)
城の最上部(中央の時計台の上)に登って市街の眺め。いくぶん気分回復? 次にスロベニアの歴史コーナーに。スロベニアは旧東欧社会主義国で一番に西欧化した国ですが、ユーゴスラビア連邦の指導者だったチトー大統領への評価が悪くないのはちょっと意外でした。他の国では最悪じゃない?
城から下りて街歩きです。青空市場でブルーベリーなどを買い込んで大聖堂に。荘厳でした。三本橋を渡り、市街の中心地・プレシェーレノフ広場に出たところで、「お昼にしない」
スロベニア料理を満喫し2時に店から出ると、雨。国会議事堂も見たかったのですが、素直にホテル経由で、この日の宿・ブレッド湖に向かいました。
格安航空券は4枚しかなく、前夜長男は別ルートでリュブリャーナに。現地集合は一抹の不安ありましたが、リュブリャーナ空港は、日本でいえば地方空港という感じ。何の問題もなく、海外第1夜の眠りにつきました。
スロヴェニアはイタリア、オーストリア、ハンガリー、クロアチアと国境を接する西欧文化に満ちた国。経済的にも旧ユーゴスラビア国の中で最も豊かだ。だが、スロヴェニアも独立に至るまで苦難の道を歩んで来ている。6世紀には南スラヴ系のスロベニア人が定住、7世紀にはカランタニア公国を成立させたが、バイエルン人、フランク王国の支配下となり、14世紀には神聖ローマ帝国に編入され、15世紀ハプスブルク家、オーストリア大公領、オーストリア帝国領となり、19世紀にはナポレオン支配、オーストリア領、第1次世界大戦後は「南スラヴ人連合王国構想」のセルビア・クロアチア・スロベニア王国となり1929年にはユーゴスラビア王国に改称。1941年にはナチス・ドイツの占領下に置かれ首都リュブリャナはイタリアが占領。1945年にユーゴスラビアに復帰後、他地域との経済格差から1991年にユーゴスラビアとの連邦解消とスロベニアの独立を宣言、十日間戦争の後に正式に独立。1992年、連邦構成国だったクロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナと同時に国際連合に加盟、20004年にはNATO、欧州連合(EU)に加盟。苦難の歴史を経て勝ち取った独立後は首都リュブリャナを中心に文化的にも経済的にも旧ユーゴスラビア国の先進国になっており、リュブリャナはリュブリャニツア川沿いの光景がとても美しい街だ。
(写真はリュブリャナの光景)
2014年の9月にクロアチアとスロヴェニアを旅行してきました。
旧ユーゴスラヴィア内線から20年余りが経過し、いまや観光客に絶大な人気を誇る国となったクロアチア。以前から行きたいと思っていました。
アドリア海の真珠と言われる美しい街ドゥブロヴニク、古代ローマの城跡が残るスプリット、美しい湖で知られるプリトヴィツェ国立公園、古都ザグレブなど魅力的な観光地は枚挙に暇がありません。
ただ、残念なことに鉄道の便は非常に悪く、沿岸部のスプリットとザグレブを結ぶ路線は1日2往復しか走っておらず、有名観光地のドブロブニクには鉄道自体が走っていません。必然的にクロアチア国内の移動はバスが主体となります。
一方で隣国のスロヴェニアはイタリアの隣国だけに鉄道が発達しており、主だった町は鉄道で移動することができます。
ドゥブロヴニクからは入り江の奥にある港町コトルやイスラムの影響が残るモスタルに足を伸ばすのですが、鉄道はおろか路線バスもほとんど無いので、現地の日帰り観光ツアーに申し込みました。
訪問したのはクロアチアではアドリア海の真珠ドゥブロヴニク、古代ローマの城跡が残るスプリット、美しい湖で知られるプリトヴィツェ、古都ザグレブ。隣国スロベニアは首都のリュブリャナとブレッド湖。駅前広場が国境と言う不思議な街ノヴァ・ゴリツァ、カムニク。さらにはドブロブニクから足を伸ばしてモンテネグロの歴史ある港町コトル、イスラムとキリスト文化が融合する町であり、今なお内戦の傷跡が残るボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルにも足を伸ばしました。
今回の日程はまずクロアチア沿岸部のドブロブニクに向かい、ドゥブロヴニクやコトル、モスタルを3日間で観光。
5日目はバスで北上しスプリットへ向かい、6日目は朝のバスでプリトヴィツェ湖群国立公園へ。
7日目の昼まで公園を散策し、バスで首都ザグレブへ。
8日目は鉄道で国境を越えてスロヴェニアの首都リュブリャナへ。
9日目は絵のように美しいブレッド湖を散策。
10日目はリュブリャナ周辺を観光し、夜の飛行機でミュンヘンへ。乗り継ぎで羽田へと向かうというプランです。
ホテルと鉄道の切符はインターネットで予約したものの、バスの切符は現地で買わなければなりません。満席ということは無いでしょうけど、少し心配です。
しかしトラブルもまた旅の醍醐味。美しい景色を精一杯楽しみましょう。
■ 日程
2014年9月13日~2014年9月23日
9/13 成田→フランクフルト→ドゥブロヴニク
9/14 ドゥブロヴニク観光
9/15 コトル日帰り観光
9/16 モスタル日帰り観光
9/17 ドゥブロヴニク→スプリット・トロギール観光
9/18 スプリット→プリトヴィツェ湖群国立公園
9/19 プリトヴィツェ湖群国立公園→ザグレブ
9/20 ザグレブ→リュブリャナ
9/21 ブレッド湖観光
9/22 リュブリャナ・カムニク観光 リュブリャナ→ミュンヘン→羽田
9/23 羽田着
※ブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を再編集して掲載しています。
ブログには最新の旅行記も掲載していますので、ぜひご覧下さい。
『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/
2014年クロアチア・スロヴェニア旅行記 目次
http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52448899.html
クロアチア・スロヴェニア旅行記の第17回です。
4日目はドゥブロヴニクから内陸のボスニア・ヘルツェゴビナへ。
世界遺産の旧市街があるモスタルへと向かいました。