Images of ライオンは起きている
森の中のアルルカン(Arlequin) 戦争は絶対にしてはならない」との 思いを仕事(脚本)を通して訴えたいと、大久保さんは(原作=早乙女勝元/絵=田島征三) 童話『猫は生きている』を一人芝居に脚色されて、 招かれれば何処へでも出かけて上演したいと活動を開始後、不幸にも昨年2月に急逝されました。 故・大久保さんは福井市の出身、私と同郷です。 私は福井で上演された一人芝居の感動を、故郷の多くの仲間や友人から聞き、私よりずっとお若い大久保さんの遺志を日光市でも実現したいと考えました。 と言うのも、40年近く前に、大久保さんとは旧五月舎の事務所で、まだ、彼が学生上がりの頃に、ある演出家に劇作家志望なのだと紹介されたことがあります。その時には、まだ同郷とは、しかも演劇仲間のお隣がご実家だったとは知りませんでしたが…… あの時分かったら、私も上京して間もないころで、同じ道を歩むものとしてはもっと深いご縁が出来ていたのだろうと思います。 そんな思いもあって、ご遺族や福井の上演実行委員会の皆様のご協力をいただくことが出来ましたので、私が日光で10年間続けた「平和を願う朗読の夕べ」の企画の一区切り最後のプログラムに選びました。 私は音楽朗読劇として、コーラスと朗読での新しい創造の舞台で 大久保さんの訴えを出演者とお客様とで共有したいと願っています。 (大久保氏は『水戸黄門』『ルパン3世』等の人気番組の作家でした) 小杉放菴記念日光美術館 特別企画 平和を願う朗読の夕べ 猫よ伝えて 私たちのことを 猫よ伝えて 愚かで醜い戦争のことを kan