Images of リニアモーターガール
9月21日、シングル「リニアモーターガール」でメジャーデビュー インディーズ時代の「レトロな'80年代風テクノ」路線のカラフルな衣装から一転し、PVでは「近未来」をイメージしたテクノな黒を基調とした衣装へ変化 この時から「近未来型テクノポップユニット」を名乗るようになる PVは『メトロポリス』がモチーフ インディーズのときは『レトロなテクノ』と言われて、カラフルなワンピースを着ていたが、メジャーデビューからは『近未来』をイメージしたテクノになり、衣装も黒いコスチュームを着せられ戸惑った メジャーレーベルに入るのが怖く、また「リニアモーターガール」が風変わりな曲で、当時はもっと感動的な曲を歌いたいと思っていたので、「こんな曲では人気が出るわけない」と思ったという 徳間ジャパンの篠木第二制作本部本部長から「シングル3枚ぐらいは大丈夫だから」などと言われいたく傷つく 依然としてセールスは芳しくなく、状況は停滞気味だったが、日本最大のJ-POPクラブイベント「申し訳ないと」のDJ陣である宇多丸や掟ポルシェがPerfumeの活動を後押しする言動を取るようになった 宇多丸は雑誌『BUBKA』の自身の連載「マブ論」でPerfumeを「アイドルポップ最後の希望」などと絶賛、宇多丸は後に「木村カエラより4年早くPerfumeを応援していた」と主張した 掟ポルシェは月刊『サイゾー』2005年7月号で、Perfumeを「広島産変わり者女子高校生3人組」と紹介した。中森明夫は2006年頃、Perfumeにハマり、仕事場のBGMに「リニアモーターガール」や「コンピュータードライビング」「Perfume」などを一日中エンドレスで流していたという 2007年春に刊行した自身25年分のアイドル評論をまとめた『アイドルにっぽん』の終章〈3001年、「アイドルにっぽん」の旅〉という未来小説に〈BGMはPerfumeの「コンピュータシティ」〉と記載したのは、「未来のアイドル世界の可能性の調べを、Perfumeの歌声に聴いたから」と述べている。