Images of 始興市
『千葉市美術館で「光琳を慕う―中村芳中…』 Coral Room, Japanese Art Styles, Heian Period, Japanese Flowers, Japanese Painting, Japanese Antiques, Japan Art, Botanical Art, Paper Lamp
Flowering plants and fruits of the four seasons. 伝渡辺始興筆 四季草花果実図屏風 六曲一双 紙本金地着色 江戸時代 Artist: Watanabe Shiko (Japanese, 1683 - 1755). Date: approx. 1725-1755 Historical Period: Edo period (1615-1868). Object Name: Six panel folding screen. Materials: Ink, colors and gold on paper Japanese Literature, Heian Period, Asian Art Museum, Folding Screen, Flowering Plants, Online Collections, Vibrant Colors, Seasons, Paper
Detail. Japanese folding screen, one of pair. Birds and flowers of winter: Painted by: AnonymousFormerly attributed to: Watanabe Shiko (渡辺始興). Rinpa School. Date18thC Oriental Print, Japanese Screen, Eastern Art, Japanese Painting, Sumi E, Bird Drawings, Japanese Antiques, Japan Art, Gravure
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酒井抱一 Sakai Hōitsu (Japanese, 1761–1828). Edo period. A biwa and two birds. Rimpa School. Japanese hanging scroll. Two Birds, Edo Period, Sakai, Scroll, Painter, Reproduction, Japanese, Hanging, Animals
北京・上海の大都会から見れば、広西チワン自治区など言ったら、辺境ではないにしても随分な地方の田舎と思えるに違いない。だが実際に行って見ればそのイメージは一新される。ここ近年、中国の地方の高速道路網、遠距離バス網の急速な発展は、地方から地方らしさを一気に無くし、どこも皆ミニサイズの上海や青島に変貌している。垢抜けた近代都市を眼前に見ることになるのだ。
東興のバスターミナルがどこか分からないので、ホテルからはタクシーで行ったら、市内の直ぐの場所にあった。その規模、発着本数、遠くウルムチまで繋がっているバス網などは、一昨年回った寧波や紹興のバスターミナルと変わらない。東興市など、広西チワン自治区では10番目にも入らない都市であるが、それでもこれだけの規模を持っている。ターミナルの建物はそれ程新しくないので、建てられてからかなりの年月が経っているだろう。そう言えば去年行った雲南省の田舎町朦朧は、街の規模はこの東興の五分の一も無いが、郊外に作られた新バスターミナルは、ここ東興の3倍から5倍の大きさだった。中国人民政府と言うか、中国人の交通網に注ぐエネルギーは日本とは比べものにならない。
東興を出たバスは、片側2車線、両側4車線の快適な高速道路を真っ直ぐ東に向かう。昨日まで走って来たベトナムの国道とは大違いだ。日本でも地方へ行くと高速道路とは言っても、片側1車線しかなく、高速道路が対面交通になっているのが多いが、中国では、こんな田舎まで本格的な高速道が建設されている。今はこの高速道はガラガラの状態だが、数年後には経済発展と共に、この高速道も車にあふれているだろう。
30-40分で海岸沿いの都市「防城港」に入る。街の手前からデザインされた街灯がお洒落に立ち並んでいて、帆船や海に関係するシェードが電球を覆っている。街に入る手前には、随分モダンな大学校舎が見え、経済専門の大学のようだ。この街に入る直前から、この街のモダンさに驚くが、街に入って更に驚く。自分は色々と中国の地方都市を旅行しているが、この町程、近代化、20階、30階建て以上の高層ビルが立ち並ぶ新市街地の景観は、ミニ上海を越える勢いである。
「防城港」。以前どこかで聞いたような名前でもあるし、初めて聞く名前でもあるが、中国沿岸地方の発展の見本のような町だった。近くには錦州市、北海市という沿海都市が並んでいて、海南島を前にして、海外との交易も盛んなのだろうが、バスの中から見ていて、この都市の発展ぶりには、実際、目を瞠らされた。
防城港のバスターミナルで乗客の半分位が入れ替わり、引き続き南寧に向かって快適な高速道を走る。周辺は低い山野。緑濃い。人口はまだまだ吸収できそうだ。途中のドライブインで20分程休憩し、そのまま南寧に向かう。南寧に入る手前の郊外の街並みがバスの中ら見える。ある集落など、皆似たような2階建てのタウンハウスで、白に統一されている。欧米の郊外程の広い敷地は無いが、そのリッチな感覚は、日本の田舎の風景を遥かに超えている。後から追いかけて来た中国は、いつの間にか日本を追い越し、今は遥か先を行っているようだ。国の所得の高まりが、等しく人民のレベルまで配布されているような感じであった。