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EXHIBITIONS

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山本悍右 1955, Kansuke Yamamoto ©Toshio Yamamoto. Camera Art, Photo Composition, Asian Design, Sakata, Time Photo, Yamamoto, Surrealist, Photo Library, Fine Art Photography

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山本悍右  1971  Kansuke Yamamoto.  ©Toshio Yamamoto. Far Away, Windows, Architecture, Structures, Arquitetura, Architecture Design, Ramen, Window

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山本悍右像 昭和50年ごろ Portrait of Kansuke Yamamoto, ca.1975 Portrait, The Originals, People, Fictional Characters, Headshot Photography, Portrait Paintings, Fantasy Characters, People Illustration, Drawings

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山本悍右 Work, 1957  . Kansuke Yamamoto . This is not a stone. – Magritte.  This is a stone ( 石 ). – Yamamoto.   ( “Stone” in English is written as “ 石 ” in Japanese.)  ©Toshio Yamamoto Poetry Magazine, Camera Art, Sakata, Magritte, Time Photo, Metamorphosis, Yamamoto, Surrealist, Photographer

山本悍右 Work, 1957 . Kansuke Yamamoto . This is not a stone. – Magritte. This is a stone ( 石 ). – Yamamoto. ( “Stone” in English is written as “ 石 ” in Japanese.) ©Toshio Yamamoto Poetry Magazine, Camera Art, Sakata, Magritte, Time Photo, Metamorphosis, Yamamoto, Surrealist, Photographer

山本悍右 Portrait of My Wife  c.1950. Kansuke Yamamoto  ©Toshio Yamamoto Yamamoto, Monochrome, Photographers, Wife, Portraits, Japanese, Art, Art Background, Kunst

山本悍右 Portrait of My Wife c.1950. Kansuke Yamamoto ©Toshio Yamamoto Yamamoto, Monochrome, Photographers, Wife, Portraits, Japanese, Art, Art Background, Kunst

山本悍右Kansuke Yamamoto , mid.1930s. Japanese Photography, Potrait, Yamamoto, 1930s, Muse, Lifestyle, Fashion, Frida Kahlo, Moda

山本悍右Kansuke Yamamoto , mid.1930s. Japanese Photography, Potrait, Yamamoto, 1930s, Muse, Lifestyle, Fashion, Frida Kahlo, Moda

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Baudelaire

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山本悍右 1950, Portrait of My Mother, Kansuke Yamamoto  ©Toshio Yamamoto. (山本 通 1887~1957) Portrait, Headshot Photography, Portrait Paintings, Drawings, Portraits

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YAMAMOTO KANSUKE 山本悍右展

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Avant Garde Photography

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Yamamoto

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正月の女性

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Yamamoto

Yamamoto

Yamamoto

Yamamoto

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Yamamoto

Yamamoto

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Yamamoto

Portrait of My Wife ,  1950.

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Takayama

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Striptease

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キンタロー。「ベイビーをフライングゲットしたい!」 前田敦子の子供と遊ばせたい願望も - sirabee20190306okadakeisuke2

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ますおか岡田、夫婦生活も「閉店ガラガラ〜」!? 半年前から別居、長女・結実ら家族は回避の意向1/1ページ

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ギター・マガジン 2020年9月号特集:シティ・ポップと夏。〜とろける極上ギター・ソロ篇

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ドラマー&ヴォーカリスト上田雅利のホームページです。

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山本圭祐

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Martintonの日々

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車好き岡田圭右の愛車はbrz!過去の愛車遍歴は?昔のイケメン画像

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山本圭祐

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ギター・マガジン 2020年1月号

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小杉圭右

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岡田圭右「あんたは家でキスできるからええがな」発言がリアルすぎる!

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ぴくちゃあ通信  07月01日、山本圭(2008)

ぴくちゃあ通信 07月01日、山本圭(2008)

これが山本圭だ! そして和製マーティン・シーンである 衝撃の出会い  山本圭と出会ったのは、皇帝のいない八月から本作の山本圭は何を勘違いしたのか、演出なのか・・・髪の毛が異常に長い。まるで鬼太郎ですよ。きっちり山本圭ヘアーにしていた時は悪くないが、髪の毛が乱れた時なんてのはね、ひどいものよ。相手役の吉永小百合との久々の競演なんですけど昔根に持ったことをグチグチ言ったり、現在の妻を「おとなしいだけの女」だと言い切ったりなどかなり嫌味で情けない男として書かれているから、ルックスと合わせて「なおさらヤバい」のだ。ラスト、この映画最大の見せ場である渡瀬恒彦との激論3分間はお互いの「顔のどアップ」で勝敗がついてしまった。髪の毛をきちんとセットし帽子をかぶった渡瀬(野球部員)と髪の毛で右目を隠し、左目がかろうじて見えているだけの山本(パソコン部)。見た目だけでも大敗北ですよ。そら渡瀬さんについていきますよ。殴られそうだし。この映画では最初、努兄ィに注目したんですけど・・・ともかく最初の印象が余りにもひどかった為に、山本圭を敬遠していたんですよ。しかし「新幹線大爆破」が、私の中の山本圭観を180度変えたんですよ。ちょっとカッコー良すぎたな。アレで完全にイカれました!上げて落とすならぬ、落として上がった印象的な例です(人生の中で)。健さんに感謝ですよ。死んで新幹線大爆破知ったし。高校2年の健康診断の日の朝に観て、感動しました。すごい覚えてるんですよ。で、血液検査何回も失敗されるという。山本圭の魅力  外見上の特徴は後に回そう。やはり内面から滲み出る個性。つまり雰囲気。俳優で「陰り」なんて言葉は山本圭の為に作られたようなもんじゃないでしょーか。陰りそのまんまのフィーリングですよ。「恐怖劇場アンバランス」の出演者トークなんかでは夏圭子が山本圭に言及した際「真面目で言葉一つに含みがあるような感じ」とおっしゃっていましたけど學や亘にはない物(正統派2枚目)をもち、さらに根っこのムードを買われた。生まれもって俳優としての素質があった訳である。近藤正臣にも通じるものがある。実際70年代の正臣は左翼的ムード醸してたよな。まあ正臣は体育会系ですけど。お、學も端整な顔立ちの2枚目です。映画「スパイ」の李役  亘もそこそこイイ。映画「惑星大戦争」の操縦士役 外見で言えば・・・それこそキリッとした表情が似合えば笑い顔が最高にカワイイという、大衆人気を得る知性派の鏡。世の中左翼顔、右翼顔とあるんですが、圭は単純な左翼顔じゃないのがいい。自分に酔ってないのがいい。皇帝のいない八月では酔いどれだったけど。 20代後半になってくるとかーわーいーいーからカーッコイイに変わる。母性本能をくすぐるところがあったのか、やはり昔はモテモテだったという。童顔だし。表情をひきしめ、一気にアダルティにするのが髪型である。髪型が決まっていれば表情もキマる。相乗効果でノックアウト。どうも、ありがとうございました。圭が出てくるだけで画面がピシッと引き締まるのである。いかにもな社会派顔・・・なんでしょうね、本当社会派って顔なんですよ。だからといって型どおりってわけじゃないし。珍しいタイプですよ。多分。 右から  左からサングラスver 右から 左から坂本龍一もこんな感じ。最初はミディアムヘアーだったのが、散開で長髪へ。一気に色っぽくなって、現在に至る。出演映画ではタバコを吸う場面が圧倒的に多い。これまた格好が良いからだ。そして童顔俳優のいきがりだ。実際タバコを吸う、それが様になっている。起用した監督も山本圭をどう撮れば格好良くなるかを理解している。タバコを吸わない圭はただの二枚目左翼だ。クールな知性、陰りあるルックス、そして中背・・・タバコがアクセント。 声も30代辺りから段々低くなってきて、70年代から吹き替えの仕事を多く担当。現在「ディア・ハンター」以外に映画での吹き替えを楽しむ事が出来ないが、ジャッカルの日BD化の際には、ぜひ吹き替え音声を収録して貰いたいものである。あのエドワード・フォックスと山本圭のミックスとは考えただけでも大変だ。(どっちも芸能一家)まあ、BDなりました。やりました。勝ちました。このままドクトルジバゴ来いや。また身長が167cmでありながらも、こんなにカッコイイという事が低身長に苦しむ人間達の光であり続けるのである。(知性込みで)当時では中背だったんですけど。 昔はモテてた・・・と書いたが1967年の雑誌企画では女子高生たちから加山雄三、石坂浩二を抑えて堂々の好感度一位をゲットした。また66年には「茶の間をシビれさす5人」という題目で内一人に選ばれた。やっぱりすごかった。ほらな。言った通りでしょ。若者が反体制するのが流行だった時期に「若者たち」で反体制の鏡を。そりゃウケるぜ。・・・そして「左翼の化身」なのである。薩夫の甥という、生まれから完全に仕上がっていた個性が67年「若者たち」で完全に共鳴、学生運動へと走る若者に特大ホームランを飛ばしビジュアルでもムードでもキャラクターでも、まさしく時の人(カリスマ)となった男。そして「戦争と人間」で理想の左翼を、「小林多喜二」で左翼のシンボルを、「新幹線大爆破」で左翼の最期をそれぞれ熱演・・・心技一体を残し、80年以降、そうした時代に似合わぬ個性を捨て、フツーの俳優となった。少なくとも10年。10年を「背負っていた」男なのである。10年を時代と寝た男。ビジュアルだけで山本圭を軟弱そうとか、そう判断してはならない。何故なら一人、時代の持つ思想を背負っていたタフ・ガイなんやから。作品別紹介  現在、観る事の出来る最初の作品は「乳房を抱く少女達」VHSであるがこの時の髪型はまだ山本圭ヘアーではない。パンチパーマ(ではないかも)みたいなカンジである。自然な長さである。・テレビ映画の「ひとりっ子」ひとりっ子上映会 in 醍醐・次に「人間」。このときもまだ自然な長さの髪形。少し伸びてきた感じ。 役柄も陰りのある役ではなく、ハツラツとした元気のいい少年であった。半ズボンで。 ・「歌え若人たち」ではほぼ完全に山本圭ヘアー(初期)になっている。しかも眼鏡をかけているのだ。訛ってかわいい素直な印象。・二十一歳の父・拝啓総理大臣・モンローのような女・美しさと哀しみと・スパイ。学と競演。学の暴行現場を目撃。髪型が戻る。・「徳川家康」時代劇3作目であり森蘭丸の次に、実在人物である猿こと「豊臣秀吉」を演じる。出番は後半のみ。しかも10分もない・・・というささやかな出番。本作はシリーズ化の予定だったらしく、もし続いていたら猿こと木下藤吉郎が「豊臣秀吉」として徐々に役のウェイトを増していき山本圭も時代劇で一応の名を残していただろうに・・・残念!・「TV若者達」で、ついに一般に髪型が認知され、完全にキャラが変わった。もう3枚目にはなれない。声も中に近付いてきた感じである。お得意の陰りと左翼要素、さらに知的でうらびれたルックスにより一躍スターへ。・氷点は代表作と言っていいのではないか。髪形も板についてきた感じ。理屈と陰り、若者達の賜物である。セーターが良い。しかし、伸ばし始めなのか左目が隠れるスタンダード・ヘアーではない(突き抜けない)。少々の違和感は感じるが、圭的なクラーい青年像としてはハマッている。・「君が青春のとき」はまだソフト化されていないが私が現在(2017年)一番観たい作品である。ポスターが何種類かあるが、すべて格好良い。クールにサングラスでキメる。また歌も披露しているようで、これは観たい聴きたい。・「陽のあたる坂道」では初の渡兄弟と共演。ジミー小池というブッ飛んだ芸名で、夜な夜な歌に繰り出す実家住まいソングマンを演じる。実は哲也の弟で、最後には喧嘩でケリつける。渡を差し置いての特集振りで、感情と髪の起伏も激しい。青春圭を楽しみたいのなら、アクションの新幹線に並んでコレをオススメする。・「TV恐怖劇場アンバランス」6話「地方紙を買う女」では木沢という準主役級に相当する役、オチも彼が締める。20代圭が一番格好いいのがこの作品である。紺の服も似合っているし(俳優座写真と一緒)髪型もどうかしてる。これは山本圭のために作られた話に違いない。ともかく山本圭が好きな人なら買うしかないだろう。3巻に収録映画「若者たち」の比佐氏と圭子と共演。まあ監督が若者たちの森川だったからの起用だろう。ちなみに、陽のあたる坂道以降の20代圭としては最後のカラー特集である。また本作は、69年収録の本作だが放送は73年となり最後のディスカッション場面は時期的にその役割を逃した。・「映画若者たち」ではTV版と同じく5人兄弟の3男、三郎を演じる。TV版と違い、テロップ表記では田中邦衛と並び主役である。ともかく魅力爆発というか・・・この作品から押しも押されぬ個性派俳優の名を欲しいままにしその後も様々な名監督の話題作、異色作に数多く起用された訳でもあるから、本作は映画での出世作と言えよう。3作中1、2ではオチも締めてくれるなど森川の目がどこに光っていたかがようく分かる。若者たち若者はゆく若者の旗・「戦争と人間」。第2部からの出番である。山本圭のイカした魅力をまた一つ開拓した罪な薩夫、彼が3兄弟中最も血潮を注いだ俳優と言える。 2部、3部共に黒を基調としたファッションで、北大路欣也とのコンビも「育ちの良いインテリ同士」として見ごたえがある。そして拷問描写も必見である。薩夫の隠されたサディズムが最大限彼に注がれている様でそんな場面には「危険でエロティック」な香りさえ漂ってくるのである。しかしボコボコにされるのが案外似合っている・・・童顔ながら悲劇の多いとされる俳優山本圭の潜在的な魅力・・・いやに官能的ですぞ!2部3部・1975年公開の「化石」は1972年に放送していた同TVドラマの再編集であるから劇中の圭は32歳。まさに黄金期を迎えていた時期であり、まあソツなく格好良い。佐藤オリエを妻に持つパリ駐在員役で、病を悲観する佐分利信の心の支えを買って出るナイスガイ。高そうなコートと手袋がサマになる男。戦争と人間に先駆けての海外ロケだがともかく「パリ」は合う。あの町並みとか、合う。色素が薄いのか照明か、ともかく「陽の当たる坂道」と同様の茶髪圭がパリ感を醸す。一番驚いたのが、圭が車を運転している場面である。吹き替えではないだろうし、ともかく何だ?アクセルだけ足元のスタントか何かが踏んだのか?海外で運転するには国際免許が必要である。圭は取ったのか?それとも持ってないのに・・・違法?(笑)圭はバイクだけじゃなかった。あ、自転車も。・「TV版日本沈没」のDVDBOX購入に至って事前視察した。販売HPには準レギュラーとの記載があった為、ちょこちょこ出てくる役柄なんだと思っていた。が、1巻目、2巻目。出てこない。3、4、5。まだ出ない。おいおい、と騙された気持ちでいるとついぞ、終盤23話からの登場。8巻目である。東京沈没を目前にD計画と呼ばれる市民避難対策総本部関東地区のトップ。大学助教授の自称下っ端「邦枝」を演じる。前26話中の23話から25話までを上記の任務達成の為終始出ずっぱりの重要なキャラクター邦枝。まさに終盤のキーマン。やはりTV出演とあっても、物語の危険な根幹として出演する圭。これでは主役の村野、小林も完全に喰われてしまう。髪は短めだが、ヘリに乗り込み、皮の手袋をし、無線を使い怒鳴り、涙する、この黄金期の山本圭が演じる喜びよ。煙草は吸わないけど。ヘリコプターでの活躍・1974年、今井正作「小林多喜二」の登場。74年の公開以降はソフト化もTV放送も、また上映すらほとんどなかった幻の作品だった。しかし2018年7月、山本圭生誕78周年を記念して待望のDVD化。何やら小難しい哲学や精神はなく小林多喜二の生涯をシンプルに分かりやすく描いた作品。そう左翼俳優山本圭のプロモーションムービーがコレだ。ジョンローンの「ラストエンペラー」を彷彿とさせる、色々。メガネとか。出だしから拷問場面。「戦争と人間」第2部で圭が手を特高に踏まれ迫真の絶叫を見せたがそれ以上の、痛々しい悲鳴が聞き所である。その衝撃の最中タイトルがバーンと出る。個人的には拷問を冒頭にやるのでなく、普通に最後に置いた方が作品が締まった様な気がする。アメリカンニューシネマ的な雰囲気があの母への会話と「命がけで本書くやつはいないかな」の流れで色濃く出ていたのにその直後が圭の遺体対面である。ニューシネマな悲劇の予感をそのまま逮捕、拷問へともっていった方が・・・。まあいい。ともかく圭の特集振りは必見である。メガネと書いたが、メガネをかけ、帽子をかぶり一張羅、和服、寝巻き、ふんどし、タバコ、演説、拷問・・・髪型は「戦争と人間」第2部な風でずっと変わることはないが、それでいい。ともかく山本圭の格好良さは抜群である。(しかし髪型は「戦争と人間」帰りで坊主だったので、カツラなのだ)「戦争と人間」と本作という2つのデカい左翼映画における拷問場面によって圭は入院するハメになり(ある意味で)「新幹線大爆破」への切符を手に入れたのである。センキュー薩夫と正。だからこそ、この拷問場面は必見、愛のメモリーだった。「新幹線」で左翼の暗黒面、末路を演じる為の挫折だったのである。山本圭主演映画は、翌年の左翼モノ「青春」で終わりだがアッチは作品としてもう一つという評が多くやはり「正統派」左翼的個性は本作で燃え尽きたのだろう。「新幹線大爆破」からガラッと左翼個性が変わる。時勢を表したのか屈折した左翼マンになっていくのだ。恋人役に佐藤オリエ。これが正真正銘のラスト共演である。最後に相応しい2人場面であった。圭と中野良子は似合わない。砂浜場面は美しかったけど。山宣も出てくる。ただ薩夫が60年に作ったモノと違い容姿は似ていない。そう、鈴木瑞穂である。(よく肥えている)ただ、その山宣で思い出すのは薩夫とその映画で山宣の協力者を演じた学である。これによって山本家3人が山宣と繋がったのである。圭の演説を聞いて一つハッキリした。圭は運動家にはなれないということ。迫力がないから。薩夫などは親分みたいなモンで気性も荒いから出来よう、でも圭は温和で優しすぎる。圭の演説で説得力を出すにはあくまで少人数に限る。内輪に限る。あとDVD。字幕ぐらい付けてくださいよ。評論家のヤツいらないじゃん。ていうかソッチに金回すなら字幕とかつけようよ。・・・で、そこのレーベルから出ているDVDは大体出演者のインタビューとか入っているんですよ。紙で。本作にはない。何か評論家のオナニーだけ!でも本作発売に合わせてそこのレーベルが圭にインタビューしてるんですよね。何故それを封入しないのか?一々ネットで調べて読むって、手間じゃん。大体ね、このDVD購入層って・・・まあ色々あるんだろうけど、高年齢層の人も多いんじゃないですか。それこそ圭みたいな。そういう人がわざわざネット見て・・・って、やっぱり手間ですよね。・「新幹線大爆破」。山本圭から始まり高倉健で締める。70年代屈指の名作である。本当に山本圭から始まる。犯人3人組の中では2番手の役割、つまりは副官だ。ともかくサングラス、走り苦しみ笑い泣きそうになったりと山本圭の魅力がコレ1本に全てつぎ込まれている。 声が全盛期。髪型も。これ一本で山本圭は燃えつきた。後は余生みたいなモンですかね。 ・「不毛地帯」での山本圭は当時36歳。約10分間の登場ながらもサングラスのままに語りを入れ、ドライブシーンはまるでピーター・フォンダ。薩夫の入れ込み様が良くわかる。まあキマっているぞ。・「事件」では犯人である少年の元担任役で、開始20分経過からの15分間は山本圭の独断場。ヘルメットをかぶった山本圭がおもしろいぞ。 同じ年の皇帝と比べたら髪形もスッキリしているし、顔も安定して格好がいい。 ・「野生の証明」では薬師丸ひろ子のオカルト能力を調べてくれる教授役で出演しているぞ。出番は3分くらい。角川初出演。ひさびさの高倉健との対談。 ・「翼は心につけて」では、骨肉腫に冒された生徒の担任役。英語の授業を受け持っており、初登場時には流暢な英語を3回繰り返してくれる。厳しく暖かく、生徒想いの理想的教師。案外出番も多く髪型も悲しみの表情も冴えている。 ・「俺たちの交響楽」ではエゴラド合唱団の団長役。公演を企画した張本人で団員募集の為走り回る。中学の音楽教師でもあり、ハマリ役。ドラマも多い。最後の拍手と涙がカワイイ。立派な、立派な等身大演技である。 ・「茗荷村見聞記」では知的障碍者の女性と結婚し子供を授かる元浮浪児のバス運転手で最後は癌により死ぬというかなり複雑な役である。ラスト10分に登場。様々な出演作の中でも、唯一と言っていいほど穏やかな死に方。しかも関西弁!久々の地ですよ。  ・「TV白昼の死角」では終戦後に金融業を興し狂って自殺を遂げる天才東大生・隅田ァ役で登場しているがまさにハマり役ともいえる。ソフト化を望むのみである。間違いなく格好がいい。また、渡瀬君との3度目の競演。・「鬼龍院花子の生涯」。髭ずら圭である。五社には「人斬り」でも大役を任されたが本作では左翼要素も絡めての登場である。ちょっとぽっちゃりして髪も短いがこれまでの青臭マンと違って、タフガイを感じる。仲代との共演は息も合い、終始熱が入る圭。ボコボコにされ、指を詰めて、さらに刺し殺されるという悲劇俳優の名と、どこまでも左翼俳優の名をアピールする圭。 ・「植村直己物語」での山本圭は、すでに46才という高中年にさしかかった時期で貫禄、包容力もかねそろえた「左翼なしの」立派な俳優となっている。金銭面での援助をする役で山登りはしないが倍賞を公私に渡り助ける。圭のファッションショーも楽しめる。 ・日米合作ホラー映画「シャッター」への出演は、おそらくルックスからか?68歳にしてようやく名実共に鬼太郎と化す山本圭。本作の役割はイカれた霊媒師。出番は5分、価格はワンコイン。 総評 結構見ていない作品が多いが、それだけDVD化されているものが多いという事である。。うん、これは嬉しいことである。   ・・・若者たち3部作DVD特典のインタビュー時の山本圭である。 65歳ぐらい?の時でまだまだ若々しく、声もさらに深みを増している感じ。ディスク1、3では余り出番がなく会話にも入れない様子だがディスク2ではしゃべり通しである。全編通して素の明るさがようく分かるので役者圭しか知らない人にはぜひ見て欲しいですな。 徹子の部屋で79年に出演した際の映像が流れたが「白昼の死角」のちの髪型・・・全盛期。ともかく新鮮である。痺れる、格好良い。  この髪型でのメディア出演はこれだけなのだろーか。昔の写真とか見ても 家柄とか大阪とかでも、要因様々だがやっぱり素は明るい、つまり大いにゲラなのがわかる。  年をとって腑抜けて、終始ニコニコしているのでなく昔からそうだという事。しかし目つきは断然若い頃の方が鋭い。若い頃の圭は、性格ヒジョーに明るいのにルックスは神経質なインテリというチグハグな印象が。しかし笑ったら可愛いという山本系システム。こういうところがツボなんだろう。 誠子夫人のはてなをニコヤカに語った。これは結婚式の時の圭。こちらは舞台の山本圭である。 1971年、これまで演じてきた仲代に代わり増見演出でもってハムレットに挑む圭。古典劇のメインを張るのは初めてであり「宣伝用の写真もサマにならないよ」と言いながらも異様にその衣装が似合っているのが憎らしい。 俳優座でハムレットを演じるなら「仲代達矢」というイメージが根強い中今回山本圭にその役が降りてきたのは「新たな解釈を持って、ハムレットの面白さを追求する」という所から来ていた。例えば、それまでの硬い台詞群を現代語に変換させる。「ならぬ」→「ならない」という風に。しかしながらそれまでノーカット(4時間)だった劇が3分の1程カットされ(3時間)、劇自体も仲代の根強いイメージからとうとう脱却出来ず、圭と増見コンビの示した新しいハムレット像は新たな解釈を観客にもたらすという点で失敗に終わった。評論家曰く「訳が悪い」「早すぎた試み」・・・等々の理由で。 仲代とは俳優座、映画、TVと多々共演しており無名塾を開いた後でもたびたび協力をするなど仲は非常に良いようである。また、圭の結婚式では媒酌人も務めた。 俳優座の若き2大スターの熱き絆がわかる。  仲代は山本圭を「圭」、「圭ちゃん」と呼ぶようだ。これは同舞台のパンフであるが、古本店(?)の隅でいやに高値がついてたモンである。というのも山本圭と亘のサイン入りという事で。亘は本舞台で墓堀り役と王妃(ハムレットでの俳優として)役で出演している。う〜んどっちが圭か亘か、分かるかな? 官能的山本圭  山本圭にエロティックなムードを感じる事はないだろうか・・・というのも20代から30代に何があったかということである。若者達以降、山本圭はそのキャラクターを定着させたがそのキャラクターというのは髪の長い、かげりのある男性像である。以前の山本圭はどちらかといえば可愛らしい、童顔の少年像であった。「以前の山本圭」を考えるとこの変化は、かなり大きな問題である。真面目で、声の高い、可愛らしい少年が髪を伸ばし、声も低くなり、かげりが出て、雰囲気も大人っぽくなった。こういう変貌は中々イカす。というか短髪から長髪というのがイイんだろう。坂本龍一も散開ライブのときスゴイ色気だったし・・・長髪スゴイ。1977年に舞台で女性役をやったらしいが、その時の映像ほどみたいものはない。残っているのはスチールだけ!!「自分がやることになるとは」と当人はおっしゃっていたようだが間違いなくハマり役・・・というか待ち望まれていたのでは。20代の山本圭にはもっと冒険してほしかったなあ。危険な役・・・加藤剛、または仲代の大学教授に妙な感情でもって気に入られる助教授役とか。もっと言えば男娼役とかは間違いない。(何でも出来る男)何を書いているのか良く分からなくなってきたがこんな笑顔の似合う少年が↓こんな表情をする様になったと。若い頃から、その魅力がつとに知られていたのも事実である。「そういっちゃなんだが、三十三歳で独身というプラスアルファも加わってか三兄弟のなかで、一番役者として面白い危険味をもっているような気がする」週刊小説 102号「ただ今燃えています(14)」よりそして1970年、映画芸術3月号の「新宿文化 蠍座に出演させたい俳優は?」という投票で美輪明宏80点に次ぐ、二位の52点を獲得する。既に極めつけの色気を認められていた男。(しかしATG作品少ないね、残念。)俺が山本圭を「変な意味で好きなのではないか」と思われる方もいるかもしれないがそれは大きな間違い(!)で他に類を見ない俳優としての魅力に「魅了」されただけでね、変な意味じゃないんだな。あ、でも、高校生の時、「戦争と人間・第二部」の時の山本圭に抱きついた夢みたよ。衝撃的だったから、覚えてました。雑誌圭  週間明星 1967年5月(吉永小百合と)1967年6月(交通事故)1971年12月(オリエとパリへ)1972年1月(オリエ) 1977年7月(美人棋士が僕の妻・・・)週間平凡1966年4月(池内淳子51歳 山本圭45歳)1966年12月(女子高生が選ぶアイドルベスト10 1位 山本圭) 1967年12月(若手女優にモテる圭の秘密)1972年1月(ハムレット オリエと圭) 1976年11月(山本圭が女流棋士と結婚)1978年2月(山本圭夫人 誠子さん)週間産経 1966年6月(茶の間をしびれさせる5人男)1986年12月(女流本因坊位獲得 誠子)サンデー毎日1978年9月(嫁と姑)文春 1983年5月(私の好きな人)その他キネマ旬報2005年8月下旬(インタビューDVD)悲劇喜劇 1975年12月(わが映画体験) 1980年7月(横溝幸子と語る)2001年9月(インタビュ−)テアトロ1974年3月(ベトナムより)映画論講座3巻 映画の創造(体験的映画演技論)色んな山本圭  人間    陰りのはしりバイクでかっ飛ばす圭髭スパイ     多分最初で最後の共演楽しそうに談笑する2人徳川家康     凛々しいが、妙に屈折した猿信長の視察に愛嬌をもって応える男氷点   妹の名を絶叫する圭育ちのよさがセーターの着こなしに表れる圭昭和を感じさせない今風の圭妹と結婚すると言い出す圭ガンをとばす圭反抗する圭男前圭結構珍しい表情の圭立っているだけで陰りを表わす男暗い笑顔煙草陽のあたる坂道   暗い部屋でギターを片手に歌う男真っ白な歯を見せて笑う男高音パートを担当する男紹介を受ける圭美女とディナーを楽しむ男ツッパリ圭ブチギレ圭3段活用端整な顔で乗り出す圭おいしそう苦労を熱っぽく語る男ちょっと神経質な圭青春する圭と恵イライラ圭ライオン圭もはや恋人な2人殴られても格好良い男不幸を嘆く男文句なし若者たち   弟の合格発表に付き添う陰り 三国連太郎を彷彿とさせる圭 好青年の笑顔 バナナを食べる圭 長男の話を聞く圭 激しい乱闘の末、涙目で長男を睨みつける圭 アルバイトで貯めた1万円をあてつけの如く視聴者に示す圭 世界で一番かっこいい紙破き オチの煙草 若者はゆく   機動隊員と闘い、仲間を救う圭 目がイっちゃってる圭 ビラ配りで会員を増やす圭 青春を体現する圭(左) 仲間に裏切られ、悲しみを抑えきれない圭 男の哀愁を背中で語る圭 定食屋に入った圭 涙ながらに訴える圭 将来を考える圭 若者の旗   夜間教師となり陰りを見せ付ける圭 イラ立つ圭 未来を開けてるつもりか!と弟に食って掛かる圭 宣(どぶ)の様な学(スパイ)の様な圭  戦争と人間 愛と悲しみの山河  欣也と剣道を嗜む圭。 小百合との密会 格好良すぎて台詞が頭に入ってこない圭   最高の並び 山本圭3段活用 気張った顔何か諦めたような、悟ったような顔 陰り (独りよがりな)弁当を食う圭 世界一カッコイイ左翼分子 鼻血が新たなカッコ良さを呼ぶ圭 背の高い特高に遊ばれる圭 手が踏まれる痛みを迫真の演技で表現する圭 甘い顔 出兵が確定し小百合との愛を燃やす顔が土色の圭 戦争と人間 完結篇   パートのおばちゃんもビックリの工場作業員 相合傘も憚られる様な雰囲気の圭 雨が降りしきる中、髪が乱れない圭 すっかり髪が伸び、耳も隠れた圭 お通夜  和服の似合う男 小百合との別れを悲しむ圭 鼻を押し付ける圭 シルエットだけで美男美女を確信させてしまう演出 ベッドシーン 話しながら行軍をする体力のある圭 今作最大のショックシーン 勇ましい、貫禄を感じる初年兵 小林多喜二    和服一張羅マフィア圭明治を感ずる男立っているだけでサマになる男の最高峰演説(ここの場面は最高に2枚目である)拷問迫真の表情でスクリーンを埋める男トラウマな悲鳴が上手い男「戦争と人間」の比佐志もやったエビ吊り遺体対人中野良子滝田裕介佐藤オリエその他山宣を見る圭モンゴル圭タバコを吸う男可愛い子ブリっ子な歯磨き体操する男ラストエンペラー圭餅つき圭ニコニコ圭「戦争と人間」第2部で見せた服装ハートウォーミング圭化石     井川(平社員)、佐分利(社長)、山本(エリート)の三角形絶世の2枚目左翼、1972年の冬。抜群のマナーをステーキに注ぐル・パリ・マン佐分利の身を案じる男茶コート圭フランス国歌をBGMに、第2次大戦のブルゴーニュで対ナチスゲリラに殉じた烈士について熱く語り出す男〜我死する所に祖国蘇る〜デート・イン・パリ圭とオリエのベストカップルTV版 日本沈没  登場が神がかり的な男 施設占拠をする男の後姿 自分が連れてきた男に苛立つ圭 協力を要請する圭 照れ笑いをする圭 作中ベストの表情 「私が指揮をしないと駄目だ」と抜群のリーダーシップを発揮する男 駆けつける男 ヒッピーをも救う男達の勇姿 一人ポーズを取る男 受話器を取る男 またしても格好いい圭 涙をこらえる圭 ボロボロの圭 疲労が怒りとなって発現した圭  STARWARSさながらの迫力を出す圭 ヘリを見つめる2人 横顔 新幹線大爆破  サングラスをかける圭 逃げる男。洒落た服で歩く圭。生え際がヤバい圭。山本圭屈指の表情 写真 不毛地帯   煙草を吸う圭 仲代、デカイ外人に囲まれた中でのオアシス 機体性能に感動する圭 思わせぶりな、意味のあるのかないのか分からない陰り  皇帝のいない八月   笑い顔 俳優人生で一番ブサイクな圭 なにかと崩れることの多かった皇帝のいない八月での山本圭だがこれ以上はないと言うほどひどかった場面である。ちなみに似たようなシーンが新幹線大爆破でも存在する。比較して貰いたい。 そんな圭も横顔になればホラ ハンカチを出すだけなのに必死な山本圭 汗を拭く最高に決まった圭 鬼太郎 煙草を吸う圭 吉永小百合の言葉に「相手を殺してやろうか」とでも言いたげな表情を隠せない圭 殴られる圭  事件    丹波哲郎と歩く圭  ヘルメットをした圭 食べるのに必死な圭 久々の競演 野生の証明   薬師丸ひろ子と高倉健との3ショット 翼を心につけて   授業に集中しない生徒を睨む圭 教え子の容態を心配する圭 教え子の成績を重く考える圭 教え子の気持ちを黙って聞く圭 教え子のやる気を応援する圭  生徒間の冗談に笑顔をみせる圭病室での卒業式を喜んだ教え子に向けた表情  教え子の死に目を見開く圭俺たちの交響楽   何故か本編と予告編とで出身地が変わっている自己紹介シーン。 身振り手振り交えて演説する圭。 久々にブチ切れた男。 黒とセーターの似合う男。 胴上げされるおいしい場面。 茗荷村見聞記   バス運転手圭  戦争と人間・第3部ばりのダーク圭  横顔 後ろ姿 中々圭が出てこなかったので「もしやコレ??」と勘違いしたダンサー 妻に字を教える男 顔色が悪い圭 死ぬ 鬼龍院花子の生涯   仲代と闘う圭 予想通り仲代にボコボコにされる圭 刑務所の圭 不条理な仲代にキレる圭 指詰め後、雅子に警告する圭 相も変わらずビラ配りに精を出す男 雅子に粘っこく語る圭 痛恨のミスで流産を招いた男 暖かい眼差しの圭 刺されて苦しむ圭 死の床で苦しむ圭 植村直己物語    いくらぐらい?とさらに深みが増した美声で質問する圭(脇田) 青年時の面影を残した笑顔 ちょっとだけ若く見える圭。 フランクな圭 セーターかトックリ フラミンゴ圭 倍賞を庇う、サマになっている圭 シャッター   胡散臭い霊媒師を演る圭 腑抜けた、肌の綺麗な圭 「エネルギーだ!」 危険な電波を発信する男 未だ衰えない、力強く格好良い横顔を披露する男   「何故彼女を助けなかった?」 全編一方通行に徹する男。 妖しげな祭壇と向き合い、胸を痛ませる男 特別企画山本圭がクイズ番組に出演したら 世界の山本圭 山本圭の渾名・異名 山本圭の金言 衝撃の出会い 山本圭の魅力 作品別紹介 官能的山本圭 雑誌圭 色んな山本圭 人間 スパイ 徳川家康 氷点 陽のあたる坂道 若者たち 若者はゆく 若者の旗 戦争と人間 愛と悲しみの山河 戦争と人間 完結篇  小林多喜二 化石 TV版 日本沈没 新幹線大爆破 不毛地帯 皇帝のいない八月 事件 野生の証明 翼を心につけて 俺たちの交響楽 茗荷村見聞記 鬼龍院花子の生涯 植村直己物語 シャッター

これが山本圭だ! そして和製マーティン・シーンである 衝撃の出会い  山本圭と出会ったのは、皇帝のいない八月から本作の山本圭は何を勘違いしたのか、演出なのか・・・髪の毛が異常に長い。まるで鬼太郎ですよ。きっちり山本圭ヘアーにしていた時は悪くないが、髪の毛が乱れた時なんてのはね、ひどいものよ。相手役の吉永小百合との久々の競演なんですけど昔根に持ったことをグチグチ言ったり、現在の妻を「おとなしいだけの女」だと言い切ったりなどかなり嫌味で情けない男として書かれているから、ルックスと合わせて「なおさらヤバい」のだ。ラスト、この映画最大の見せ場である渡瀬恒彦との激論3分間はお互いの「顔のどアップ」で勝敗がついてしまった。髪の毛をきちんとセットし帽子をかぶった渡瀬(野球部員)と髪の毛で右目を隠し、左目がかろうじて見えているだけの山本(パソコン部)。見た目だけでも大敗北ですよ。そら渡瀬さんについていきますよ。殴られそうだし。この映画では最初、努兄ィに注目したんですけど・・・ともかく最初の印象が余りにもひどかった為に、山本圭を敬遠していたんですよ。しかし「新幹線大爆破」が、私の中の山本圭観を180度変えたんですよ。ちょっとカッコー良すぎたな。アレで完全にイカれました!上げて落とすならぬ、落として上がった印象的な例です(人生の中で)。健さんに感謝ですよ。死んで新幹線大爆破知ったし。高校2年の健康診断の日の朝に観て、感動しました。すごい覚えてるんですよ。で、血液検査何回も失敗されるという。山本圭の魅力  外見上の特徴は後に回そう。やはり内面から滲み出る個性。つまり雰囲気。俳優で「陰り」なんて言葉は山本圭の為に作られたようなもんじゃないでしょーか。陰りそのまんまのフィーリングですよ。「恐怖劇場アンバランス」の出演者トークなんかでは夏圭子が山本圭に言及した際「真面目で言葉一つに含みがあるような感じ」とおっしゃっていましたけど學や亘にはない物(正統派2枚目)をもち、さらに根っこのムードを買われた。生まれもって俳優としての素質があった訳である。近藤正臣にも通じるものがある。実際70年代の正臣は左翼的ムード醸してたよな。まあ正臣は体育会系ですけど。お、學も端整な顔立ちの2枚目です。映画「スパイ」の李役  亘もそこそこイイ。映画「惑星大戦争」の操縦士役 外見で言えば・・・それこそキリッとした表情が似合えば笑い顔が最高にカワイイという、大衆人気を得る知性派の鏡。世の中左翼顔、右翼顔とあるんですが、圭は単純な左翼顔じゃないのがいい。自分に酔ってないのがいい。皇帝のいない八月では酔いどれだったけど。 20代後半になってくるとかーわーいーいーからカーッコイイに変わる。母性本能をくすぐるところがあったのか、やはり昔はモテモテだったという。童顔だし。表情をひきしめ、一気にアダルティにするのが髪型である。髪型が決まっていれば表情もキマる。相乗効果でノックアウト。どうも、ありがとうございました。圭が出てくるだけで画面がピシッと引き締まるのである。いかにもな社会派顔・・・なんでしょうね、本当社会派って顔なんですよ。だからといって型どおりってわけじゃないし。珍しいタイプですよ。多分。 右から  左からサングラスver 右から 左から坂本龍一もこんな感じ。最初はミディアムヘアーだったのが、散開で長髪へ。一気に色っぽくなって、現在に至る。出演映画ではタバコを吸う場面が圧倒的に多い。これまた格好が良いからだ。そして童顔俳優のいきがりだ。実際タバコを吸う、それが様になっている。起用した監督も山本圭をどう撮れば格好良くなるかを理解している。タバコを吸わない圭はただの二枚目左翼だ。クールな知性、陰りあるルックス、そして中背・・・タバコがアクセント。 声も30代辺りから段々低くなってきて、70年代から吹き替えの仕事を多く担当。現在「ディア・ハンター」以外に映画での吹き替えを楽しむ事が出来ないが、ジャッカルの日BD化の際には、ぜひ吹き替え音声を収録して貰いたいものである。あのエドワード・フォックスと山本圭のミックスとは考えただけでも大変だ。(どっちも芸能一家)まあ、BDなりました。やりました。勝ちました。このままドクトルジバゴ来いや。また身長が167cmでありながらも、こんなにカッコイイという事が低身長に苦しむ人間達の光であり続けるのである。(知性込みで)当時では中背だったんですけど。 昔はモテてた・・・と書いたが1967年の雑誌企画では女子高生たちから加山雄三、石坂浩二を抑えて堂々の好感度一位をゲットした。また66年には「茶の間をシビれさす5人」という題目で内一人に選ばれた。やっぱりすごかった。ほらな。言った通りでしょ。若者が反体制するのが流行だった時期に「若者たち」で反体制の鏡を。そりゃウケるぜ。・・・そして「左翼の化身」なのである。薩夫の甥という、生まれから完全に仕上がっていた個性が67年「若者たち」で完全に共鳴、学生運動へと走る若者に特大ホームランを飛ばしビジュアルでもムードでもキャラクターでも、まさしく時の人(カリスマ)となった男。そして「戦争と人間」で理想の左翼を、「小林多喜二」で左翼のシンボルを、「新幹線大爆破」で左翼の最期をそれぞれ熱演・・・心技一体を残し、80年以降、そうした時代に似合わぬ個性を捨て、フツーの俳優となった。少なくとも10年。10年を「背負っていた」男なのである。10年を時代と寝た男。ビジュアルだけで山本圭を軟弱そうとか、そう判断してはならない。何故なら一人、時代の持つ思想を背負っていたタフ・ガイなんやから。作品別紹介  現在、観る事の出来る最初の作品は「乳房を抱く少女達」VHSであるがこの時の髪型はまだ山本圭ヘアーではない。パンチパーマ(ではないかも)みたいなカンジである。自然な長さである。・テレビ映画の「ひとりっ子」ひとりっ子上映会 in 醍醐・次に「人間」。このときもまだ自然な長さの髪形。少し伸びてきた感じ。 役柄も陰りのある役ではなく、ハツラツとした元気のいい少年であった。半ズボンで。 ・「歌え若人たち」ではほぼ完全に山本圭ヘアー(初期)になっている。しかも眼鏡をかけているのだ。訛ってかわいい素直な印象。・二十一歳の父・拝啓総理大臣・モンローのような女・美しさと哀しみと・スパイ。学と競演。学の暴行現場を目撃。髪型が戻る。・「徳川家康」時代劇3作目であり森蘭丸の次に、実在人物である猿こと「豊臣秀吉」を演じる。出番は後半のみ。しかも10分もない・・・というささやかな出番。本作はシリーズ化の予定だったらしく、もし続いていたら猿こと木下藤吉郎が「豊臣秀吉」として徐々に役のウェイトを増していき山本圭も時代劇で一応の名を残していただろうに・・・残念!・「TV若者達」で、ついに一般に髪型が認知され、完全にキャラが変わった。もう3枚目にはなれない。声も中に近付いてきた感じである。お得意の陰りと左翼要素、さらに知的でうらびれたルックスにより一躍スターへ。・氷点は代表作と言っていいのではないか。髪形も板についてきた感じ。理屈と陰り、若者達の賜物である。セーターが良い。しかし、伸ばし始めなのか左目が隠れるスタンダード・ヘアーではない(突き抜けない)。少々の違和感は感じるが、圭的なクラーい青年像としてはハマッている。・「君が青春のとき」はまだソフト化されていないが私が現在(2017年)一番観たい作品である。ポスターが何種類かあるが、すべて格好良い。クールにサングラスでキメる。また歌も披露しているようで、これは観たい聴きたい。・「陽のあたる坂道」では初の渡兄弟と共演。ジミー小池というブッ飛んだ芸名で、夜な夜な歌に繰り出す実家住まいソングマンを演じる。実は哲也の弟で、最後には喧嘩でケリつける。渡を差し置いての特集振りで、感情と髪の起伏も激しい。青春圭を楽しみたいのなら、アクションの新幹線に並んでコレをオススメする。・「TV恐怖劇場アンバランス」6話「地方紙を買う女」では木沢という準主役級に相当する役、オチも彼が締める。20代圭が一番格好いいのがこの作品である。紺の服も似合っているし(俳優座写真と一緒)髪型もどうかしてる。これは山本圭のために作られた話に違いない。ともかく山本圭が好きな人なら買うしかないだろう。3巻に収録映画「若者たち」の比佐氏と圭子と共演。まあ監督が若者たちの森川だったからの起用だろう。ちなみに、陽のあたる坂道以降の20代圭としては最後のカラー特集である。また本作は、69年収録の本作だが放送は73年となり最後のディスカッション場面は時期的にその役割を逃した。・「映画若者たち」ではTV版と同じく5人兄弟の3男、三郎を演じる。TV版と違い、テロップ表記では田中邦衛と並び主役である。ともかく魅力爆発というか・・・この作品から押しも押されぬ個性派俳優の名を欲しいままにしその後も様々な名監督の話題作、異色作に数多く起用された訳でもあるから、本作は映画での出世作と言えよう。3作中1、2ではオチも締めてくれるなど森川の目がどこに光っていたかがようく分かる。若者たち若者はゆく若者の旗・「戦争と人間」。第2部からの出番である。山本圭のイカした魅力をまた一つ開拓した罪な薩夫、彼が3兄弟中最も血潮を注いだ俳優と言える。 2部、3部共に黒を基調としたファッションで、北大路欣也とのコンビも「育ちの良いインテリ同士」として見ごたえがある。そして拷問描写も必見である。薩夫の隠されたサディズムが最大限彼に注がれている様でそんな場面には「危険でエロティック」な香りさえ漂ってくるのである。しかしボコボコにされるのが案外似合っている・・・童顔ながら悲劇の多いとされる俳優山本圭の潜在的な魅力・・・いやに官能的ですぞ!2部3部・1975年公開の「化石」は1972年に放送していた同TVドラマの再編集であるから劇中の圭は32歳。まさに黄金期を迎えていた時期であり、まあソツなく格好良い。佐藤オリエを妻に持つパリ駐在員役で、病を悲観する佐分利信の心の支えを買って出るナイスガイ。高そうなコートと手袋がサマになる男。戦争と人間に先駆けての海外ロケだがともかく「パリ」は合う。あの町並みとか、合う。色素が薄いのか照明か、ともかく「陽の当たる坂道」と同様の茶髪圭がパリ感を醸す。一番驚いたのが、圭が車を運転している場面である。吹き替えではないだろうし、ともかく何だ?アクセルだけ足元のスタントか何かが踏んだのか?海外で運転するには国際免許が必要である。圭は取ったのか?それとも持ってないのに・・・違法?(笑)圭はバイクだけじゃなかった。あ、自転車も。・「TV版日本沈没」のDVDBOX購入に至って事前視察した。販売HPには準レギュラーとの記載があった為、ちょこちょこ出てくる役柄なんだと思っていた。が、1巻目、2巻目。出てこない。3、4、5。まだ出ない。おいおい、と騙された気持ちでいるとついぞ、終盤23話からの登場。8巻目である。東京沈没を目前にD計画と呼ばれる市民避難対策総本部関東地区のトップ。大学助教授の自称下っ端「邦枝」を演じる。前26話中の23話から25話までを上記の任務達成の為終始出ずっぱりの重要なキャラクター邦枝。まさに終盤のキーマン。やはりTV出演とあっても、物語の危険な根幹として出演する圭。これでは主役の村野、小林も完全に喰われてしまう。髪は短めだが、ヘリに乗り込み、皮の手袋をし、無線を使い怒鳴り、涙する、この黄金期の山本圭が演じる喜びよ。煙草は吸わないけど。ヘリコプターでの活躍・1974年、今井正作「小林多喜二」の登場。74年の公開以降はソフト化もTV放送も、また上映すらほとんどなかった幻の作品だった。しかし2018年7月、山本圭生誕78周年を記念して待望のDVD化。何やら小難しい哲学や精神はなく小林多喜二の生涯をシンプルに分かりやすく描いた作品。そう左翼俳優山本圭のプロモーションムービーがコレだ。ジョンローンの「ラストエンペラー」を彷彿とさせる、色々。メガネとか。出だしから拷問場面。「戦争と人間」第2部で圭が手を特高に踏まれ迫真の絶叫を見せたがそれ以上の、痛々しい悲鳴が聞き所である。その衝撃の最中タイトルがバーンと出る。個人的には拷問を冒頭にやるのでなく、普通に最後に置いた方が作品が締まった様な気がする。アメリカンニューシネマ的な雰囲気があの母への会話と「命がけで本書くやつはいないかな」の流れで色濃く出ていたのにその直後が圭の遺体対面である。ニューシネマな悲劇の予感をそのまま逮捕、拷問へともっていった方が・・・。まあいい。ともかく圭の特集振りは必見である。メガネと書いたが、メガネをかけ、帽子をかぶり一張羅、和服、寝巻き、ふんどし、タバコ、演説、拷問・・・髪型は「戦争と人間」第2部な風でずっと変わることはないが、それでいい。ともかく山本圭の格好良さは抜群である。(しかし髪型は「戦争と人間」帰りで坊主だったので、カツラなのだ)「戦争と人間」と本作という2つのデカい左翼映画における拷問場面によって圭は入院するハメになり(ある意味で)「新幹線大爆破」への切符を手に入れたのである。センキュー薩夫と正。だからこそ、この拷問場面は必見、愛のメモリーだった。「新幹線」で左翼の暗黒面、末路を演じる為の挫折だったのである。山本圭主演映画は、翌年の左翼モノ「青春」で終わりだがアッチは作品としてもう一つという評が多くやはり「正統派」左翼的個性は本作で燃え尽きたのだろう。「新幹線大爆破」からガラッと左翼個性が変わる。時勢を表したのか屈折した左翼マンになっていくのだ。恋人役に佐藤オリエ。これが正真正銘のラスト共演である。最後に相応しい2人場面であった。圭と中野良子は似合わない。砂浜場面は美しかったけど。山宣も出てくる。ただ薩夫が60年に作ったモノと違い容姿は似ていない。そう、鈴木瑞穂である。(よく肥えている)ただ、その山宣で思い出すのは薩夫とその映画で山宣の協力者を演じた学である。これによって山本家3人が山宣と繋がったのである。圭の演説を聞いて一つハッキリした。圭は運動家にはなれないということ。迫力がないから。薩夫などは親分みたいなモンで気性も荒いから出来よう、でも圭は温和で優しすぎる。圭の演説で説得力を出すにはあくまで少人数に限る。内輪に限る。あとDVD。字幕ぐらい付けてくださいよ。評論家のヤツいらないじゃん。ていうかソッチに金回すなら字幕とかつけようよ。・・・で、そこのレーベルから出ているDVDは大体出演者のインタビューとか入っているんですよ。紙で。本作にはない。何か評論家のオナニーだけ!でも本作発売に合わせてそこのレーベルが圭にインタビューしてるんですよね。何故それを封入しないのか?一々ネットで調べて読むって、手間じゃん。大体ね、このDVD購入層って・・・まあ色々あるんだろうけど、高年齢層の人も多いんじゃないですか。それこそ圭みたいな。そういう人がわざわざネット見て・・・って、やっぱり手間ですよね。・「新幹線大爆破」。山本圭から始まり高倉健で締める。70年代屈指の名作である。本当に山本圭から始まる。犯人3人組の中では2番手の役割、つまりは副官だ。ともかくサングラス、走り苦しみ笑い泣きそうになったりと山本圭の魅力がコレ1本に全てつぎ込まれている。 声が全盛期。髪型も。これ一本で山本圭は燃えつきた。後は余生みたいなモンですかね。 ・「不毛地帯」での山本圭は当時36歳。約10分間の登場ながらもサングラスのままに語りを入れ、ドライブシーンはまるでピーター・フォンダ。薩夫の入れ込み様が良くわかる。まあキマっているぞ。・「事件」では犯人である少年の元担任役で、開始20分経過からの15分間は山本圭の独断場。ヘルメットをかぶった山本圭がおもしろいぞ。 同じ年の皇帝と比べたら髪形もスッキリしているし、顔も安定して格好がいい。 ・「野生の証明」では薬師丸ひろ子のオカルト能力を調べてくれる教授役で出演しているぞ。出番は3分くらい。角川初出演。ひさびさの高倉健との対談。 ・「翼は心につけて」では、骨肉腫に冒された生徒の担任役。英語の授業を受け持っており、初登場時には流暢な英語を3回繰り返してくれる。厳しく暖かく、生徒想いの理想的教師。案外出番も多く髪型も悲しみの表情も冴えている。 ・「俺たちの交響楽」ではエゴラド合唱団の団長役。公演を企画した張本人で団員募集の為走り回る。中学の音楽教師でもあり、ハマリ役。ドラマも多い。最後の拍手と涙がカワイイ。立派な、立派な等身大演技である。 ・「茗荷村見聞記」では知的障碍者の女性と結婚し子供を授かる元浮浪児のバス運転手で最後は癌により死ぬというかなり複雑な役である。ラスト10分に登場。様々な出演作の中でも、唯一と言っていいほど穏やかな死に方。しかも関西弁!久々の地ですよ。  ・「TV白昼の死角」では終戦後に金融業を興し狂って自殺を遂げる天才東大生・隅田ァ役で登場しているがまさにハマり役ともいえる。ソフト化を望むのみである。間違いなく格好がいい。また、渡瀬君との3度目の競演。・「鬼龍院花子の生涯」。髭ずら圭である。五社には「人斬り」でも大役を任されたが本作では左翼要素も絡めての登場である。ちょっとぽっちゃりして髪も短いがこれまでの青臭マンと違って、タフガイを感じる。仲代との共演は息も合い、終始熱が入る圭。ボコボコにされ、指を詰めて、さらに刺し殺されるという悲劇俳優の名と、どこまでも左翼俳優の名をアピールする圭。 ・「植村直己物語」での山本圭は、すでに46才という高中年にさしかかった時期で貫禄、包容力もかねそろえた「左翼なしの」立派な俳優となっている。金銭面での援助をする役で山登りはしないが倍賞を公私に渡り助ける。圭のファッションショーも楽しめる。 ・日米合作ホラー映画「シャッター」への出演は、おそらくルックスからか?68歳にしてようやく名実共に鬼太郎と化す山本圭。本作の役割はイカれた霊媒師。出番は5分、価格はワンコイン。 総評 結構見ていない作品が多いが、それだけDVD化されているものが多いという事である。。うん、これは嬉しいことである。   ・・・若者たち3部作DVD特典のインタビュー時の山本圭である。 65歳ぐらい?の時でまだまだ若々しく、声もさらに深みを増している感じ。ディスク1、3では余り出番がなく会話にも入れない様子だがディスク2ではしゃべり通しである。全編通して素の明るさがようく分かるので役者圭しか知らない人にはぜひ見て欲しいですな。 徹子の部屋で79年に出演した際の映像が流れたが「白昼の死角」のちの髪型・・・全盛期。ともかく新鮮である。痺れる、格好良い。  この髪型でのメディア出演はこれだけなのだろーか。昔の写真とか見ても 家柄とか大阪とかでも、要因様々だがやっぱり素は明るい、つまり大いにゲラなのがわかる。  年をとって腑抜けて、終始ニコニコしているのでなく昔からそうだという事。しかし目つきは断然若い頃の方が鋭い。若い頃の圭は、性格ヒジョーに明るいのにルックスは神経質なインテリというチグハグな印象が。しかし笑ったら可愛いという山本系システム。こういうところがツボなんだろう。 誠子夫人のはてなをニコヤカに語った。これは結婚式の時の圭。こちらは舞台の山本圭である。 1971年、これまで演じてきた仲代に代わり増見演出でもってハムレットに挑む圭。古典劇のメインを張るのは初めてであり「宣伝用の写真もサマにならないよ」と言いながらも異様にその衣装が似合っているのが憎らしい。 俳優座でハムレットを演じるなら「仲代達矢」というイメージが根強い中今回山本圭にその役が降りてきたのは「新たな解釈を持って、ハムレットの面白さを追求する」という所から来ていた。例えば、それまでの硬い台詞群を現代語に変換させる。「ならぬ」→「ならない」という風に。しかしながらそれまでノーカット(4時間)だった劇が3分の1程カットされ(3時間)、劇自体も仲代の根強いイメージからとうとう脱却出来ず、圭と増見コンビの示した新しいハムレット像は新たな解釈を観客にもたらすという点で失敗に終わった。評論家曰く「訳が悪い」「早すぎた試み」・・・等々の理由で。 仲代とは俳優座、映画、TVと多々共演しており無名塾を開いた後でもたびたび協力をするなど仲は非常に良いようである。また、圭の結婚式では媒酌人も務めた。 俳優座の若き2大スターの熱き絆がわかる。  仲代は山本圭を「圭」、「圭ちゃん」と呼ぶようだ。これは同舞台のパンフであるが、古本店(?)の隅でいやに高値がついてたモンである。というのも山本圭と亘のサイン入りという事で。亘は本舞台で墓堀り役と王妃(ハムレットでの俳優として)役で出演している。う〜んどっちが圭か亘か、分かるかな? 官能的山本圭  山本圭にエロティックなムードを感じる事はないだろうか・・・というのも20代から30代に何があったかということである。若者達以降、山本圭はそのキャラクターを定着させたがそのキャラクターというのは髪の長い、かげりのある男性像である。以前の山本圭はどちらかといえば可愛らしい、童顔の少年像であった。「以前の山本圭」を考えるとこの変化は、かなり大きな問題である。真面目で、声の高い、可愛らしい少年が髪を伸ばし、声も低くなり、かげりが出て、雰囲気も大人っぽくなった。こういう変貌は中々イカす。というか短髪から長髪というのがイイんだろう。坂本龍一も散開ライブのときスゴイ色気だったし・・・長髪スゴイ。1977年に舞台で女性役をやったらしいが、その時の映像ほどみたいものはない。残っているのはスチールだけ!!「自分がやることになるとは」と当人はおっしゃっていたようだが間違いなくハマり役・・・というか待ち望まれていたのでは。20代の山本圭にはもっと冒険してほしかったなあ。危険な役・・・加藤剛、または仲代の大学教授に妙な感情でもって気に入られる助教授役とか。もっと言えば男娼役とかは間違いない。(何でも出来る男)何を書いているのか良く分からなくなってきたがこんな笑顔の似合う少年が↓こんな表情をする様になったと。若い頃から、その魅力がつとに知られていたのも事実である。「そういっちゃなんだが、三十三歳で独身というプラスアルファも加わってか三兄弟のなかで、一番役者として面白い危険味をもっているような気がする」週刊小説 102号「ただ今燃えています(14)」よりそして1970年、映画芸術3月号の「新宿文化 蠍座に出演させたい俳優は?」という投票で美輪明宏80点に次ぐ、二位の52点を獲得する。既に極めつけの色気を認められていた男。(しかしATG作品少ないね、残念。)俺が山本圭を「変な意味で好きなのではないか」と思われる方もいるかもしれないがそれは大きな間違い(!)で他に類を見ない俳優としての魅力に「魅了」されただけでね、変な意味じゃないんだな。あ、でも、高校生の時、「戦争と人間・第二部」の時の山本圭に抱きついた夢みたよ。衝撃的だったから、覚えてました。雑誌圭  週間明星 1967年5月(吉永小百合と)1967年6月(交通事故)1971年12月(オリエとパリへ)1972年1月(オリエ) 1977年7月(美人棋士が僕の妻・・・)週間平凡1966年4月(池内淳子51歳 山本圭45歳)1966年12月(女子高生が選ぶアイドルベスト10 1位 山本圭) 1967年12月(若手女優にモテる圭の秘密)1972年1月(ハムレット オリエと圭) 1976年11月(山本圭が女流棋士と結婚)1978年2月(山本圭夫人 誠子さん)週間産経 1966年6月(茶の間をしびれさせる5人男)1986年12月(女流本因坊位獲得 誠子)サンデー毎日1978年9月(嫁と姑)文春 1983年5月(私の好きな人)その他キネマ旬報2005年8月下旬(インタビューDVD)悲劇喜劇 1975年12月(わが映画体験) 1980年7月(横溝幸子と語る)2001年9月(インタビュ−)テアトロ1974年3月(ベトナムより)映画論講座3巻 映画の創造(体験的映画演技論)色んな山本圭  人間    陰りのはしりバイクでかっ飛ばす圭髭スパイ     多分最初で最後の共演楽しそうに談笑する2人徳川家康     凛々しいが、妙に屈折した猿信長の視察に愛嬌をもって応える男氷点   妹の名を絶叫する圭育ちのよさがセーターの着こなしに表れる圭昭和を感じさせない今風の圭妹と結婚すると言い出す圭ガンをとばす圭反抗する圭男前圭結構珍しい表情の圭立っているだけで陰りを表わす男暗い笑顔煙草陽のあたる坂道   暗い部屋でギターを片手に歌う男真っ白な歯を見せて笑う男高音パートを担当する男紹介を受ける圭美女とディナーを楽しむ男ツッパリ圭ブチギレ圭3段活用端整な顔で乗り出す圭おいしそう苦労を熱っぽく語る男ちょっと神経質な圭青春する圭と恵イライラ圭ライオン圭もはや恋人な2人殴られても格好良い男不幸を嘆く男文句なし若者たち   弟の合格発表に付き添う陰り 三国連太郎を彷彿とさせる圭 好青年の笑顔 バナナを食べる圭 長男の話を聞く圭 激しい乱闘の末、涙目で長男を睨みつける圭 アルバイトで貯めた1万円をあてつけの如く視聴者に示す圭 世界で一番かっこいい紙破き オチの煙草 若者はゆく   機動隊員と闘い、仲間を救う圭 目がイっちゃってる圭 ビラ配りで会員を増やす圭 青春を体現する圭(左) 仲間に裏切られ、悲しみを抑えきれない圭 男の哀愁を背中で語る圭 定食屋に入った圭 涙ながらに訴える圭 将来を考える圭 若者の旗   夜間教師となり陰りを見せ付ける圭 イラ立つ圭 未来を開けてるつもりか!と弟に食って掛かる圭 宣(どぶ)の様な学(スパイ)の様な圭 戦争と人間 愛と悲しみの山河  欣也と剣道を嗜む圭。 小百合との密会 格好良すぎて台詞が頭に入ってこない圭 最高の並び 山本圭3段活用 気張った顔何か諦めたような、悟ったような顔 陰り (独りよがりな)弁当を食う圭 世界一カッコイイ左翼分子 鼻血が新たなカッコ良さを呼ぶ圭 背の高い特高に遊ばれる圭 手が踏まれる痛みを迫真の演技で表現する圭 甘い顔 出兵が確定し小百合との愛を燃やす顔が土色の圭 戦争と人間 完結篇   パートのおばちゃんもビックリの工場作業員 相合傘も憚られる様な雰囲気の圭 雨が降りしきる中、髪が乱れない圭 すっかり髪が伸び、耳も隠れた圭 お通夜 和服の似合う男 小百合との別れを悲しむ圭 鼻を押し付ける圭 シルエットだけで美男美女を確信させてしまう演出 ベッドシーン 話しながら行軍をする体力のある圭 今作最大のショックシーン 勇ましい、貫禄を感じる初年兵 小林多喜二    和服一張羅マフィア圭明治を感ずる男立っているだけでサマになる男の最高峰演説(ここの場面は最高に2枚目である)拷問迫真の表情でスクリーンを埋める男トラウマな悲鳴が上手い男「戦争と人間」の比佐志もやったエビ吊り遺体対人中野良子滝田裕介佐藤オリエその他山宣を見る圭モンゴル圭タバコを吸う男可愛い子ブリっ子な歯磨き体操する男ラストエンペラー圭餅つき圭ニコニコ圭「戦争と人間」第2部で見せた服装ハートウォーミング圭化石     井川(平社員)、佐分利(社長)、山本(エリート)の三角形絶世の2枚目左翼、1972年の冬。抜群のマナーをステーキに注ぐル・パリ・マン佐分利の身を案じる男茶コート圭フランス国歌をBGMに、第2次大戦のブルゴーニュで対ナチスゲリラに殉じた烈士について熱く語り出す男〜我死する所に祖国蘇る〜デート・イン・パリ圭とオリエのベストカップルTV版 日本沈没  登場が神がかり的な男 施設占拠をする男の後姿 自分が連れてきた男に苛立つ圭 協力を要請する圭 照れ笑いをする圭 作中ベストの表情 「私が指揮をしないと駄目だ」と抜群のリーダーシップを発揮する男 駆けつける男 ヒッピーをも救う男達の勇姿 一人ポーズを取る男 受話器を取る男 またしても格好いい圭 涙をこらえる圭 ボロボロの圭 疲労が怒りとなって発現した圭  STARWARSさながらの迫力を出す圭 ヘリを見つめる2人 横顔 新幹線大爆破  サングラスをかける圭 逃げる男。洒落た服で歩く圭。生え際がヤバい圭。山本圭屈指の表情 写真 不毛地帯   煙草を吸う圭 仲代、デカイ外人に囲まれた中でのオアシス 機体性能に感動する圭 思わせぶりな、意味のあるのかないのか分からない陰り  皇帝のいない八月   笑い顔 俳優人生で一番ブサイクな圭 なにかと崩れることの多かった皇帝のいない八月での山本圭だがこれ以上はないと言うほどひどかった場面である。ちなみに似たようなシーンが新幹線大爆破でも存在する。比較して貰いたい。 そんな圭も横顔になればホラ ハンカチを出すだけなのに必死な山本圭 汗を拭く最高に決まった圭 鬼太郎 煙草を吸う圭 吉永小百合の言葉に「相手を殺してやろうか」とでも言いたげな表情を隠せない圭 殴られる圭  事件    丹波哲郎と歩く圭  ヘルメットをした圭 食べるのに必死な圭 久々の競演 野生の証明   薬師丸ひろ子と高倉健との3ショット 翼を心につけて   授業に集中しない生徒を睨む圭 教え子の容態を心配する圭 教え子の成績を重く考える圭 教え子の気持ちを黙って聞く圭 教え子のやる気を応援する圭  生徒間の冗談に笑顔をみせる圭病室での卒業式を喜んだ教え子に向けた表情  教え子の死に目を見開く圭俺たちの交響楽   何故か本編と予告編とで出身地が変わっている自己紹介シーン。 身振り手振り交えて演説する圭。 久々にブチ切れた男。 黒とセーターの似合う男。 胴上げされるおいしい場面。 茗荷村見聞記   バス運転手圭  戦争と人間・第3部ばりのダーク圭  横顔 後ろ姿 中々圭が出てこなかったので「もしやコレ??」と勘違いしたダンサー 妻に字を教える男 顔色が悪い圭 死ぬ 鬼龍院花子の生涯   仲代と闘う圭 予想通り仲代にボコボコにされる圭 刑務所の圭 不条理な仲代にキレる圭 指詰め後、雅子に警告する圭 相も変わらずビラ配りに精を出す男 雅子に粘っこく語る圭 痛恨のミスで流産を招いた男 暖かい眼差しの圭 刺されて苦しむ圭 死の床で苦しむ圭 植村直己物語    いくらぐらい?とさらに深みが増した美声で質問する圭(脇田) 青年時の面影を残した笑顔 ちょっとだけ若く見える圭。 フランクな圭 セーターかトックリ フラミンゴ圭 倍賞を庇う、サマになっている圭 シャッター   胡散臭い霊媒師を演る圭 腑抜けた、肌の綺麗な圭 「エネルギーだ!」 危険な電波を発信する男 未だ衰えない、力強く格好良い横顔を披露する男   「何故彼女を助けなかった?」 全編一方通行に徹する男。 妖しげな祭壇と向き合い、胸を痛ませる男 特別企画山本圭がクイズ番組に出演したら 世界の山本圭 山本圭の渾名・異名 山本圭の金言 衝撃の出会い 山本圭の魅力 作品別紹介 官能的山本圭 雑誌圭 色んな山本圭 人間 スパイ 徳川家康 氷点 陽のあたる坂道 若者たち 若者はゆく 若者の旗 戦争と人間 愛と悲しみの山河 戦争と人間 完結篇  小林多喜二 化石 TV版 日本沈没 新幹線大爆破 不毛地帯 皇帝のいない八月 事件 野生の証明 翼を心につけて 俺たちの交響楽 茗荷村見聞記 鬼龍院花子の生涯 植村直己物語 シャッター

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極楽とんぼ・山本圭壱、本格復帰の可能性  ライブ開始も「性問題は…」

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