Images of 工藤和義
。1973年発売のアルバム『氷の世界』は、アルバムとして日本市場で初のミリオンセラーを記録する その後も1984年のアルバム『9.5カラット』が売り上げ100万枚、1999年のベスト・アルバム『GOLDEN BEST』は売り上げ200万枚を達成するなど、。『氷の世界』の影響で以前の作品が注目され、「人生が二度あれば」「愛は君」「傘がない」「つめたい部屋の世界地図」「東へ西へ」「夜のバス」「夏まつり」「神無月にかこまれて」「紙飛行機」「能古島の片想い」などが人気を博する これらの作品は四畳半フォークに通じる叙情的な色合いを持っている また「東へ西へ」などには超現実主義的な歌詞がすでに現れている これについて陽水は「ボブ・ディランの影響を受けた」と語っている さらに「たいくつ」「自己嫌悪」など内省的な作品が多いこともこの時期の大きな特徴である ただし『二色の独楽』はロサンゼルスでレコーディングされ、演奏にジャック・ニッチェやジーン・ペイジを迎えたものであり、サウンドが『氷の世界』以前のフォーキーな作風から一転してロック色を帯びている。ポリドール時代には理由は諸説あるが殆どテレビに出演せず(「傘がない」「紙飛行機」「たいくつ」の映像は確認されている)、外見が一般の目に触れる機会はレコードのジャケット写真がもっとも多くを占めていた シングル「人生が二度あれば」から『氷の世界』までのジャケットでは、髪型がアフロヘアー、サングラスはなしで写っている しかし『氷の世界』のインナースリーブにある写真の一枚ではサングラスをかけており、サングラスなしの写真は1975年のシングル「御免」を以降著書『綺麗ごと』のために撮られたものなど少数の例外を除き見られなくなる 1982年日本テレビのドラマ「幕末青春グラフィティ 坂本竜馬」、1986年の映画「幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬」で、サングラスを外し、髷のカツラをかぶって若き日の伊藤博文を演じている。2014~2015年「井上陽水 氷の世界ツアー」を行う 40年前に発売されたアルバム「氷の世界」を全曲歌う、という内容のツアーだった。曲をカバーした歌手には、「夢の中へ」の斉藤由貴、TRICERATOPS、「心もよう」の中森明菜、南沙織、「氷の世界」の筋肉少女帯、工藤静香、「傘がない」の中森明菜、斉藤和義、「東へ西へ」の本木雅弘、中村あゆみ、「神無月にかこまれて」の香坂みゆき、「Make-up Shadow」の上原多香子、「いつのまにか少女は」の持田香織、「ジェラシー」の高橋真梨子、「結詞」の高橋真梨子、中村あゆみ、「夏の終わりのハーモニー」の中村あゆみ、MOOMIN、「最後のニュース」の奥田民生、「カナリア」に英語の歌詞を付けて歌ったジェーン・バーキン、「桜三月散歩道」をカヴァーしたキンモクセイなどがいる 本職の歌手でないところでは、お笑い芸人の友近が「Tokyo」を、THE IDOLM@STER RADIOにおいて今井麻美・たかはし智秋が「少年時代」をカバーしている。嘉門達夫は「リバーサイド・ホテル」からヒント得て「温泉はリバーサイド」(アルバム「リゾート計画」収録)を発表する 「リバーサイド・ホテル」のイントロのギターカッティングを同じにしている他、間奏のセリフでは井上がCMで発した「お元気ですか?」のフレーズを入れている。#* ポリドール時代の4枚のアルバムをまとめてボックス化したもの。『氷の世界』の1曲目に「夢の中へ」を追加収録。
1996年、PUFFYのデビュー曲として歌詞を提供した「アジアの純真」がヒットする 「アジアの純真」の作曲は、以前から交流のあった奥田民生(1994年には「月ひとしずく」(小泉今日子)を共作している) 同じく陽水作詞、民生作曲でPUFFYに提供した「渚にまつわるエトセトラ」もヒットする 続いて「井上陽水奥田民生」というアーティスト名で1997年にリリースしたシングル「ありがとう」、アルバム『ショッピング』はこれらのヒットを受けたものといえよう 「ありがとう」はリリース同年にサッポロビール「黒ラベル」のCMに使われたことも手伝ってオリコン最高2位、売上約25万枚のヒットを記録。2006年にはツアーの合間を縫って制作された4年振りの新作『LOVE COMPLEX』をリリース 翌年はツアーの他、「井上陽水奥田民生」としてシングル「パラレル・ラブ」、アルバム『ダブルドライブ』を発表 2008年もツアー活動を行いつつ、ベスト・アルバム『弾き語りパッション』と『BEST BALLADE』の2作を発表している 2009年にはデビュー40周年を迎え、12月には15年振りとなる日本武道館公演を行い、その模様を収録したDVD『40th Special Thanks Live in 武道館』をリリース 翌2010年には4年半振りとなるオリジナル・アルバム「魔力」をリリースしている。曲をカバーした歌手には、「夢の中へ」の斉藤由貴、TRICERATOPS、「心もよう」の中森明菜、南沙織、「氷の世界」の筋肉少女帯、工藤静香、「傘がない」の中森明菜、斉藤和義、「東へ西へ」の本木雅弘、中村あゆみ、「神無月にかこまれて」の香坂みゆき、「Make-up Shadow」の上原多香子、「いつのまにか少女は」の持田香織、「ジェラシー」の髙橋真梨子、「結詞」の高橋真梨子、中村あゆみ、「夏の終りのハーモニー」の中村あゆみ、MOOMIN、「最後のニュース」の奥田民生、「カナリア」に英語の歌詞を付けて歌ったジェーン・バーキン、「桜三月散歩道」をカヴァーしたキンモクセイなどがいる。ギター、ベース、ドラムに奥田民生が参加している。奥田民生のトリビュート・アルバム。「The STANDARD」を歌っている。井上陽水 空想ハイウェイ(NHK、2004年から2005年)-全4回放送。持田香織、三上寛、加川良、高田渡、友部正人、小室等、押尾コータロー、ジェイク・シマブクロ、山下洋輔、高田漣、菊地成孔に加え、陽水へのトリビュートアルバム『YOSUI TRIBUTE』に参加したトライセラトップス、布袋寅泰、平原綾香、小野リサ、一青窈、奥田民生、忌野清志郎らが出演。