Images of 道灌山
今更ながらの・・・人在日本身不由己「新宿散歩⑯紅皿の墓のある大聖院と西向き天神社」で太田道灌に山吹の花を手渡した紅皿の墓が大聖院にあることを紹介したが、その「山吹の里」が何処なのかについては諸説あるようである。過日、JR日暮里駅前に太田道灌の像があるのを見つけた。像の前に「回天一枝」の碑がある。荒川区のHPには「像の傍にある「回天一枝(かいてんいっし)」の碑は、道灌の「山吹の一枝」の故事に思いをいたし、それを契機に文の道に目覚めた道灌が、まさに「回天」の勢いで文の道を究めていったことを表現しています。」とあった。傍らには、太田道灌に山吹の花を差し出した紅皿の像がある。荒川区にも山吹の里伝説があるが、その他にも各地に伝説が残っている。この山吹の花を渡した少女・紅皿がいた家があった土地とされている場所がいくつかある。1つは豊島区の神田川にある面影橋の近く、2ヶ所目は新宿区の山吹町、そして3ヶ所目が埼玉県越生町である。①(面影橋近くの碑) 豊島区教育委員会設置の説明板によると、貞亮三年(1686年)に建立された供養塔を転用したものとある。②新宿区山吹町から西方の甘泉園、面影橋の一帯は、通称「山吹の里」といわれていて、太田道灌が鷹狩りに出かけて雨にあい蓑を借りようとした農家がこの近くにあったとされている。新宿中央公園には、道灌と16歳の農家の娘であった紅皿の像である「久遠の像」がある。(新宿中央公園のHPより借用)③埼玉県越生町の山吹の里歴史公園(越生町観光協会のHPより借用)以上の他にも、神奈川県横浜市の六浦という説もあるようである。
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