Images of ティグラト・ピレセル1世
ザルツカンマーグートからローカルバスにのってザルツブルグへ。
8月9日(月)
夕刻、ザルツブルグのバスターミナルへ到着。歩いてホテルへ向かう。今度は全く迷いませんでした。
ホテルは、シューティグルブロイ。チェックイン時に観光案内やザルツブルグカードのついて説明してくれて、とてもありがたかった。このザルツブルグカードの購入で、観光場所での料金がすべて無料になりました。ザルツブルグでは絶対購入すべきです。
少しお休みしたのち、5時過ぎにホーエンブルグザルツブルグ城塞へ。ザルツブルグカードには、この城塞へいくケーブルカー料金も一往復分含まれています。市内バスも使い放題だし、観光に適したお得なカードですね。
城塞へのケーブルカー乗り場を見つけるのに少し苦労しました。ザルツブルグは、旧市街が見どころなのですが、少し道が入り組んでいてわかりにくくなっています。またもや曲がり角を間違い、20分くらいうろうろしてしまいました。
城塞は、第一次世界大戦の歴史を示す展示物がおおかった。案内もドイツ語なのでほとんど読めなかったです。大司教の部屋などは壁や天井、磁器の暖房器が見事で、みるだけで楽しめました。オーディオガイダンスがあったようなのですが、どこで入手できるのかわからず、結局のんびり見回るだけになりました。ここの城塞から眺めるザルツブルグは素晴らしいです。
夕食もここのテラスレストランでいただきました。きのこのスープがめちゃうま。テラスから眺める景色も最高で、おいしいスープとヴィナーシュニッツェルで夕食を堪能しました。このテラス席でのお食事はめちゃお勧めです。日本ではちょっと味わえないです。
毎年夏の間だけ、8時半から、城塞のホールで、クラシックコンサートが行われるというので、あらかじめ日本でチケットを取って、コンサートに行ってきました。金の玉が3000個埋め込まれた天井と窓から見える夜景が素晴らしかった。コンサートもさすが本場という感じで、演奏者も日本と比べ物にならないくらいうまかった。力強いのだけど繊細でリズム感がある旋律が見事でした。地球の歩き方にも紹介されているだけあって、素晴らしいコンサートでした。夏にザルツブルグ行くならここのコンサートはお勧めです。
8月10日(火)
とうとう最終日。早かったなぁ・・・。
モーツアルト生家、大司教レジデンツ、大聖堂、ザンクトペーター教会、ミラバル庭園、モーツアルト住居をめぐりました。
モーツアルト生家は、ウィーンのハウスよりも小さく、見どころも少なかった。当時の面影がより濃く残っているということで、こっちのほうが有名みたいですが、結構あっという間に終わってしまいます。地球の歩き方では三ツ星なので、とりあえず見に行ったけど、モーツアルト住居のほうが面白かったです。
大司教レジデンツは、居室のほうを見たかったのだけど、工事中で入れず。3階の美術館だけみてきました。あまり好みの絵画はなく、全体的に暗い印象の絵画ばかりでした。
大聖堂は、丸天井が素晴らしかった。建物自体は古いのでしょうが、石造りの立派なものでした。豪華絢爛というわけではないけれど、装飾はそれなりで、教会らしく、聖なる空気が漂っている感じでした。
ザンクトペーター教会は、墓地とカタコンベが有名ですね。カタコンベは洞窟をくりぬいて作られていて、険しい階段を上ると、街を一望することができます。この階段かなりきつかった。眺めも城塞のほうが断然いいし。カタコンベよりも、花に彩られた墓地のほうが印象的でした。
少し疲れたのでランチがてら、モーツアルトカフェ・ザルツブルグ支店でザルツブルガーノッケールにトライ。モーツアルトカフェはウィーンで行きたかったのですが、時間が取れなかったので、このザルツブルグで立ち寄り。トルテを食べてみたかったのだけど、ザルツブルグということでノッケールにしたら、大失敗。2人前を1人で注文したのですが、甘すぎでとても食べられない。スフレのはずなのに、中は生焼けとしか思えないような、ドロドロさ。もう少しふわっとしているものだと思うのだけど、生焼けの上、甘すぎて食べ続けると吐き気がしてきました。この旅、最大の失敗注文です。モーツアルトトルテにすれば良かった。
ホテルで少し休んだのち、ミラバル庭園に向かいました。無料だけあって、さすがに凄い人。整然とされているうえ、お花もきれいに咲いていて、ぼんやり見ているだけでも楽しいところです。
ミラバル庭園を抜けて、左に向かうと、モーツアルトの住居があります。モーツアルト関連の観光場所では、ここの住居が一番良かった。ガイダンスも長すぎず、展示物も多すぎず、のんびり堪能できます。モーツアルトの結婚前の家族について知ることができます。お姉さんもいて、立派なピアニストだったらしいけど、変なとこに嫁に行って苦労したらしい。あんなとこならいかなくても良かったのではないだろうか。父親やら母親についてもこっちのほうが詳しく教えてくれました。
モーツアルトはザルツブルグが好きではなかったようですね。でも、モーツアルトの遺物をもっとも管理しているのはザルツブルグなのだから皮肉なものです。
夕食は、シュルテンブロイで食べたのですが、どれもこれもすべてマズイ。地球の歩き方に載っているからと安心していたのに、豚肉の何かを頼んだら、ソースのまずさといったら・・・。私が作ったほうがおいしいと思うくらいです。この日はあまりにも食べ物に恵まれなかったので、食後のデザートくらいはまともなものをと思い、フュルストというカフェに直行。モーツアルトクールゲンというオーストリアで有名な丸いチョコを、最初に作ったカフェということで、絶対いってやろうと注目していました。チョコレートトルテを食べたら、予想たがわずウマイ。チョコレートムースとスポンジの二段重ねして、外側をさらにチョコレートでコーティングしたもので、甘さも程よくバランスがとれて凄く美味しかった。やっとおいしいものに巡り合えた・・・。オーストリアの締めに出会えて本当によかった。
ホテルまでの帰り道、少し冒険しようとしたら、やっぱり道に迷ってしまいました。明るかったから何とか修正できて良かったけど、オーストリアの道の複雑さを痛感しました。少し面倒でも、往路通りに復路も歩いたほうが絶対いいです・・・・。
11日にザルツブルグを出発して、フランクフルト経由で日本へ帰国しました。フランクフルトの空港は古くて、買い物の種類も少なかった。ミュンヘンのほうが良かったです。さらに帰国の飛行機は、やたらと寒くて足がかじかんでしまい、最後は感覚も無くなってしまったし。観れる映画も少なかったし、ルフトハンザはイマイチでした・・・。やっぱりオーストリア航空のほうがいいのでしょうか・・・。今回乗れずちょっと残念でした。
オーストリアは、観光立国なので、女性一人でも観光しやすく、便利なところでした。夏にちょっとぜいたくな旅行をしたいと思ったら、お勧めです。