Images of ピーター・フォーク

中川輝光の眼ピーター・フォークさん死去=「刑事コロンボ」で人気【ロサンゼルス時事】「刑事コロンボ」で知られる俳優ピーター・フォークさんが23日、ロサンゼルス近郊の自宅で死去した。83歳だった。死因は不明だが、2008年にアルツハイマー病と判明し、闘病中だった。家族に見守られる中での安らかな臨終だったという。ニューヨーク州出身。10代から演劇に親しんだが、第2次大戦後、いったん公務員として就職。1950年代に舞台や映画で頭角を現し、シリアスな役柄からコミカルな中年役まで幅広く演じた。殺し屋役を演じた60年の「殺人会社」と、ギャング団首領の側近役で新境地を開いたとされる61年の「ポケット一杯の幸福」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。68年に始まり、大ヒットした「刑事コロンボ」などで米テレビ界最高の栄誉、エミー賞を計5回受賞。日本でも70年代から放映され、俳優・声優の故小池朝雄さんらの吹き替えで人気を博した。よれよれのレインコート姿で粘り強く犯人を追い詰める刑事を熱演し、決まり文句の「うちのかみさんがね」が流行語となった。(jijicom)わたしは、「刑事コロンボ」が好きでした。欠かさず見ていました、というより「繰り返し見ていました(NHKでよく再放送していましたからね)」と言っていい。あの冴えない風貌といい、年代物の車(しかもイタリア製)といい、とぼけたセリフといい、すべてなにもかもが好きでした。ただ、この「刑事ドラマ」を見終わった時、爽快感を覚えることは皆無でした、何故か・・・。「悲哀」に近いものを、わたしは感じていたのかもしれない。「ピーター・フォーク」という俳優の正に「当たり役」だった、からかもしれない。わたしの知り合いでね、このピーター・フォークにそれとなく似ている画家(10歳ばかり年上)がいましてね、別れ際に振り返るとほんとうにそっくりに見えることがあります・・・。話が大きく変わったように見えますが、わたしは時折、人の本来の姿は誰も隠しようのないものかもしれない・・・そう思うのです。