Images of フランスの鉄道
国立鉄道博物館 2014.10.16
National railway Museum.York
世界で初めて時速200Kmを超えた蒸気機関車マラード号
The fastest steam locomotive in the world,Mallard.
スコットランド・フランスの旅2014
写真旅行記 Travel Photo Essay
2014.10.13(月)〜10.27(月)15日間
スコットランド・フランスの旅2014
第7回 エジンバラからヨークへ列車の旅と国立鉄道博物館
From Edinburgh to York & National Railway Museum
10月16日(木)小雨(エジンバラ)のち晴れ(ヨーク)
ヨークへ向かう朝は4時過ぎに目覚め、しばらくして起床した。
荷造りを済ませ、備え付けの電気ポットで湯を沸かし、紅茶を入れてプチ(菓子)を食べて軽い朝食とした。
出発するまでに時間があったので、昨日観光案内所で買った絵はがきを4枚書いて切手も貼った。
薄暗いフロントは誰もいないのでカード・キーをカウンターに置くだけだ。支払いはチェックイン時に済んでおり、朝食もその都度精算したのでチェックアウトの手続きは何もない。できればスコティッシュ・ショーの予約などいろいろと世話になったフロントのお姉さんたちに一言礼を言いたかった。
6時半すこし前に出かけたが、雨の後で路面がぬれていた。
6:40ごろ駅に着いて7:00発の列車のホームをボード(電光掲示板)で確認すると2番線で、この駅止まりの線路ではなく、通過するものだ。
終点の線路のホームに入るには改札ゲートがあるので駅員に確認しないと間違う恐れがある。
eチケットの号車を見ずに、入ってきた列車に適当に乗り込んだら、運よくチケットに書かれたD号車で、かなり空いていた。
定刻7時に発車して間もなく検札が来て、座席番号がちがうので次の駅までに指定された席に着くように注意してくれた。
朝の通勤・通学時間帯になるとほぼ満席になり、あらかじめ(7/31)オンライン手配しておいてよかった。
ちなみに通常料金の1/4ほどで買った。イギリスのて鉄道の切符は3か月前の発売日よりも、その1か月後が圧倒的に安いことを今回体験した。
参考:http://4travel.jp/travelogue/10935919
運行記録
Edinburgh Waverley7:00→ Berwickon Tweed7:50→Alnmouth for alnwick8:05→Monpech8:19→ Newcastle8:35→Durham Castle8:49→Darlington9:10→York9:37(5分遅れ)
今回の2800キロに及ぶ列車の旅の最初の区間(324キロ)で、列車がわずかの遅れで無事に到着してほっとした。
急ぐ旅ではないので、駅構内をざっと一巡りしてから外に出た。
駅前の赤くて丸いおなじみのポストに今朝書いた絵はがきを投函した。
ホテルまでは遠くなさそうだったがスーツケースが重いのでタクシーに乗った。5ポンド。
チェックインは3時とのことなのでスーツケースと手提げを預けた。駅まで歩くことにしたが、道を間違えて城壁に沿った道路を逆回りしてしまった。
私の街歩きは、ただ歩くだけではなく、見たり写真を撮りながらなので倍の時間がかかるが、20分ほどで駅に着いた。
旧市街を囲む城壁は道路より5mぐらいの高さ土塁の上に築かれた高さ5mほどの石積みの壁である。
ヨーク駅構内を少し見回ってからPASTYの店でパスティ(肉入り包みパイ)とコーヒーの朝食。5.94ポンド
あすはブロンテ姉妹の故郷を訪ねてハワースへ行くので、最寄りのKeighleyまでの往復切符を窓口で買った。事前にオンライン購入を試み時はシステムが故障中でダメだったが、オンラインと同じ20.9ポンドで買えた。
ローカル列車なので時間指定はなく、帰りの切符の有効期限は1か月だった。
今日のメインは国立鉄道博物館で、駅から100mほど離れたところにあり、2棟に分かれている。
1829年のスティーブンソン※の蒸気機関車を始め、世界最速の時速200Kmを超えた蒸気機関車マラード号Mallardなど、たくさんの機関車・客車が展示され、子供連れでにぎわっていた。機関車が所狭しと並んでいる様は鉄道好きには堪らない魅力だが、シニアの一人観覧者は多少場違いな感じがしないわけでもなかった。
日本の初期の新幹線もあるが、シンプルな顔つきはここでは魅力に乏しい。
別棟には食堂車やサロン・カーが展示され、ホームの一つには料理の売店が並んでいた。ここでランチすればよかったと思ったが後の祭り。
※ジョージ・スチーブンソン(George Stephenson、1781年6月9日 - 1848年8月12日)はイングランドの土木技術者、機械技術者。蒸気機関車を使った公共鉄道の実用化に成功した。
12時半に鉄道博物館前から出るミニ・トレインに乗って市の中心部のヨーク大聖堂York Minsterまで行った。2ポンド。
旅行記に記載のポンド/円レートは180円としたが、外貨購入の189円とクレジットカード精算の172円の中間値。
■旅行計画要約(毎回掲載します)
Abstract of the trip to Scotland and France
http://4travel.jp/travelogue/10935919
イギリスは自動車会社Hの研究所勤務時に、1980年代初頭から90年代半ばまでローバーとの共同開発を含むjoint project(business)の機会に何度となく出張し、イギリス人から生きた英語を学んできたので、私にとっては学生時代に交流があったフランスとならび特別な親近感を抱く外国。
しかしいつしか高齢となり、いつまで海外旅行ができるか分らなくなったため、一度も行ったことのないイングランドと地続きのスコットランドへ行ってみたくなり、半年ほど前に今年の旅行先に決めた。
先日のスコットランドの独立の是非を問う国民投票が公示される以前のことだ。
体質の関係で日本酒は全くダメだが、ウィスキーは好きで、最近は飲む機会が少ないが、昔はオールドパーのボトルキープができた古き良き時代もあった。水で割ってはせっかくの香りが薄まるのでロックがよい。
イギリスへ出張を繰り返していた80年代に、イギリス人に緑の三角形の瓶で知られたシングルモルト・ウィスキーの草分けグレンフィディックGlenfiddich(現在はサントリーが輸入・販売)を土産に奨められたこともあった。
スコットランドからの帰りにヨークおよびハワースへ立ち寄るのも大きな目的。
ヨークは鉄道好きには聖地のような国立鉄道博物館がヨーク駅に隣接している。世界で初めて時速200Kmを超えた蒸気機関車マラード号を始め機関車103両、客車176両、日本の新幹線もあるそうだ。(ブルーガイド・イギリスによる)
ヨーク大聖堂や2000年の歴史を刻む城壁や城門も楽しみだ。
「嵐が丘」を書いたエミリー、「ジェーン・エア」のシャーロッテ、「アグネス・グレイ」のアン(あまり知られていない)の3姉妹の生まれ育った荒野の中の小さな村で、シェークスピアが生まれたストラットフォード・アポン・エイボンと並ぶ「英国文学の聖地」ハワースは死ぬ前に訪れなくてはならない場所と思っていた。
後半のフランス訪問については、
今年4月に1964年の東京オリンピックの直前の8月に日仏学生交流プログラムで来日したフランスの学生たち(3つの大学の内の1つ)が50年ぶりに再来日することになり、2日間の都内見学の計画づくりと案内に奔走した。
彼らがその後鎌倉・箱根・京都・広島・奈良・大阪を回り、帰国後のメールのやり取りでスコットランド旅行の計画を伝えたところ、その帰りにぜひフランスにも足を延ばして再会したいと言われ、誘いに乗ることになった。(7月)
リヨン、エクサンプロヴァンス、パリの3都市だが、いずれのお宅も部屋はたくさんあるのでホテルの手配は要らないと言ってくれているので助かる。
4月の受け入れ時にはコーディネーターを務めたので、奥様方を含め16人のメンバー全員と顔のつながりができているため、とても楽しみにしている。
撮影 CANON EOS40D EF-S17/85
PowerShot A2300
スコットランド・フランスの旅2014 1.東京からエジンバラまで http://4travel.jp/travelogue/10948376
スコットランド・フランスの旅2014 2.スコットランドの自然探訪
http://4travel.jp/travelogue/10949966
スコットランド・フランスの旅2014 3.スコッチウィスキー蒸留所ツアーhttp://4travel.jp/travelogue/10951228
スコットランド・フランスの旅2014 4.エジンバラの街歩き
http://4travel.jp/travelogue/10953587
スコットランド・フランスの旅2014 5.エジンバラ城
http://4travel.jp/travelogue/10958956
スコットランド・フランスの旅2014 6.ロイヤル・マイルとスコティッシュ・ダンス
http://4travel.jp/travelogue/10959995
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公開2015年1月11日11時11分11秒
類似参考旅行記
http://4travel.jp/travelogue/10538269 4nobuさん