Images of ブッラ
ダンブッラには、スリランカ最大の石窟寺院があります。紀元前1世紀にシンハラ王のワラガムバーフ王によって造られたのが最初です。当時都であったアヌラーダプラからタミル軍の侵略によって追放され、一時この地ダンブッラに身を隠し、王権奪回の機会を狙っていた。その後、タミル軍を破り、再び王座に返り咲いた王は、感謝の意を込めてここに寺院を建てたという。初めは少なかった仏像や壁画も次第に増え、アヌラーダプラ期、ポロンナワル期、キャンディ期など、歴代の王により何度も修復され現代に至っています。
キャンディ・ロードのすぐ脇に黄金の仏像がそびえる寺院があり、その左脇から続く階段を登ると20分位で石窟寺院に着きます。第1窟から第5窟まであり、古い順に並んでいます。今回はバスで石窟寺院近くまで行き、まず石窟寺院を見学し、その後で黄金の大仏を見学しました。
第1窟は、デーワ・ラージャ・ヴィハーラで、名前の意味は「神々の王の寺」で、ダンブッラ最古の石窟です。
第2窟は、マハー・ラージャ・ヴィハーラで、名前の意味は「偉大な王の寺」で、ダンブッラ最大の石窟です。
第3窟は、マハー・アルト・ヴィハーラで、名前の意味は「偉大な新しい寺」で、18世紀後半の王キルティ・スリ・ラージャーハーにより造られた石窟です。
第4窟は、バッツィーマ・ヴィハーラで、名前の意味は「3人の王の寺」で、キャンディ王朝の末期に造られた石窟です。
第5窟は、デワナ・アルト・ヴィハーラで、1915年に造られた最も新しい石窟です。
⬆︎ Top