Images of ボリビアの歴史
ティワナク遺跡はラ・パスから72キロ、チチカカ湖から10キロの地点にある世界遺産でツアーで見学した。バスが途中ヨコヨコの丘に寄り、きれいなアンデス山脈と10キロ先のチチカカ湖がうっすらと見えた。ティワナク遺跡は2006年時点で30%しか発掘されておらず謎が多い遺跡だが、紀元前1000年頃からインカ帝国に滅ぼされた1200年代まで2000年以上続いた大国だったと推測されている。遺跡はかなり破壊されていたがティワナク博物館はかなり充実していた。7.5mのモノリート(立像)「ベネット」、初期のエジプトの階段ピラミッドに似た、高さ15m、210m四方のピラミッド・アカパナ、半地下神殿の180個の表情の異なる人間の顔、半地下神殿の門から見えるモノリート・ポンセの石像があるカラササーヤ、ピラコチャの神と48の鳥人が彫刻された太陽の門などを見学したがティワナク遺跡はプレ・インカ文化と言われている。ペルーのクスコで見た精巧な石組みが既にティワナクで見られるし太陽の門の鳥人、半地下神殿の人間の頭部、蛇の崇拝などは、メキシコのアステカ、マヤ遺跡で見たものと類似しており、インカだけでなくアステカ、マヤなど中南米全体の文化に影響を与えたのではないかと想像したものだが今後の発掘で南米の歴史文化の新発見があるかも知れない。
関連旅行記−中南米・バックパッカーの旅【11】 ボリビアのティワナク遺跡―http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10056922/
(写真はティワナク遺跡)
転職の合間の1ヶ月、南米へ。
アンデス越え、ウユニ塩湖の景色に圧倒されましたが、その後巡ったポトシ銀山、スクレ、ラパスの都市でも感じるものがありました。まさにボリビアの歴史を体感するコース。意味のある寄り道になりました。
特に、ポトシ銀山。負の世界「遺産」が現役という矛盾があります。標高4200mで1時間半の坑道ウォーキングは少しハードでしたが、その矛盾の一端を体感できた気がします。ポトシの銀で栄えた憲法上の首都スクレは、スペインのような皮肉なほど綺麗な街並みでした。
ラパスも、すり鉢状の都市の形状がユニークで歩いていて楽しいです。何よりほぼ富士山頂の標高に大都市が発展しているのが不思議な感覚でした。
旅もいよいよ後半に。
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