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2013/07/13土 ペトロザヴォーツク経由でキジ島へ
・ペトロザヴオーツクでオネガ湖畔の散策
・キジ島(約2時間半)
プレオブラジェーンスカヤ教会
ポクロフスカヤ教会
鐘楼
富農アシェフニェフの家
中農エリザロフの家
アルハンゲル・ミハイル礼拝堂
ラザロ復活教会
【寝台泊:(7/14)01:17発ムルマンスク行きでケミ下車】
あこがれのキジ島!
世界遺産の巨大な木造建築の教会があるキジ島!
今回の再訪旅行では、必ず旅程に入れようと決めていました。
思えば13年前に初ロシア旅行のときにキジ島を考えなかったのは、12日間では日程が足らないと思っただけでなく、初めてのロシア旅行で、一人旅で、宿泊施設もない島へフェリーで行くというのが、私にとってとてもハードルが高かったからです。
それに加え、正直、13年前の私は、木造建築にさほど惹かれていませんでした。
外国かぶれの私は、当時、海外旅行先では、日本でなじみのある木造建築より、日本ではあまりなじみのない石造建築の方に関心が高かったのです。
その後、東欧各国への旅行を重ねて、ヨーロッパに残る木造建築に次第に惹かれるようになりました。
その頂点は、振り返れば2007年のルーマニア旅行と2008年のブルガリア旅行でしょう。
特にルーマニア旅行では、マラムレシュ地方の木造教会めぐりがやりたくて、一人で現地ガイドと車を野党という贅沢を取り入れました。
なので、キジ島は、これまでの私のヨーロッパ木造教会のあこがれのハイライトになるにちがいありません!
というわけで、今回の旅行では、駅からフェリー(水中翼船)乗り場までの片道送迎と、キジ島へのフェリーの往復切符をあらかじめ旅行代理店で手配しておくことで、一人旅ゆえのハードルを低くし、確実に行けるようにしてキジ島に臨みました。
そして感想は……どうも、期待しすぎたのがよくなかったようです。
ハイライトのプレオブラジェーンスカヤ教会は、正直、こんなもの?
とバチ当たりな思いを抱きました。
プレオブラジェーンスカヤ教会は、基盤部分の痛みが激しいので、何本もの鉄の杭に支えられて宙に浮いている状態でした。
話には聞いていたけれど、それでだいぶ興ざめでした。
木造建築は私にとって大きけりゃいいってものではなかったようで、なんだか現実離れしているように思え、目の前にあるのにどことなくピンとこなくなってしまいました。
ただし、期待しすぎてがっかりしたというのは、あくまで私の主観。
実物の価値は計り知れないです。
いうなれば、ネズミがゾウを見上げて、その体の大きさゆえに足元しか見えなくて、なぁんだ、ゾウってこんなのか、と言っているようなものだろうと思うのです。
きっと私はそんな哀しいネズミ。
キジ島では、むしろ青空に映える木造の建築物が点在する田園景色に惹かれました。
プレオブラジェーンスカヤ教会も、少し離れて鉄の杭の土台が見えなくなれば、実に絵になる教会です。
興ざめする余計なものがまわりに一切ないので、遠くからでも写真の撮りごたえがありました。
なので、期待外れだったとはいえ、そんな気持ちをみじんも感じさせない写真をめざすのは難しくありませんでした。
あとから写真を見たら、結構良かったじゃん、と感想を塗り替えられるような写真をゲットするというやりがいがありました。
むしろ興奮のままにシャッターを切るときの方が、あとから写真を見て、現地での感動には足らず、こんな写真しか撮れなかった、とがっかりすることが多いものです。
なんとも皮肉ですが。
<2013年ロシア旅行:簡易旅程>
7/06土 出国&モスクワ到着
7/07日 モスクワ1日目(国立歴史博物館と民芸品博物館)
7/08月 モスクワ2日目(クレムリン)
7/09火 モスクワ3日目(トレチャコフ美術館)
7/10水 ズズダリ
7/11木 ウラジーミル
7/12金 モスクワ4日目(コローメンスコエ)
7/13土 ペトロザヴォーツク経由でキジ島へ★
7/14日 ソロヴェツキー島1日目
7/15月 ソロヴェツキー島2日目(ザヤツキー島エクスカーション)
7/16火 サンクトペテルブルグ1日目(ロシア民族学博物館ほか)
7/17水 サンクトペテルブルグ2日目(エルミタージュ美術館)
7/18木 パヴロフスク宮殿&庭園
7/19金 ノヴゴロド1日目
7/20土 ノヴゴロド2日目
7/21日 サンクトペテルブルグ3日目(宗教博物館・ユスポフ宮殿ほか)
7/22月 サンクトペテルブルグ4日目(ロシア美術館)&出国
7/23火 成田空港着
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はこちら。
「2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現させた旅行【旅程一覧】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10797557
準備編や帰国後の全体の感想は、ブログ「まみ's Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/)に掲載しました。
「キジ島はオネガ湖上にあり、ペトロザヴォーツクから北東に約66km離れた小さな島。元来、フィン族が民族固有の宗教儀式を行う場所であったが、12世紀からロシア人の入植が進み、ロシア人の村ができた。
キジ島は現在、島全体が景観保存区となっている。ユネスコの世界遺産に登録されている有名な木造教会をはじめ、民家、風車などがのどかな農村風景を醸し出しているがこれらの建造物は付近の村から移築したものがほとんどで、いわば、日本の明治村のようなものである。
春はあたり一面野生の花々に覆われ、夏は農夫たちが黙々と牧草刈りに勤しむ。まるでロシアのスカースカ(昔話)の世界に迷い込んだような場所だ。キジ島の人口は現在約60人。しかし本当の住人は2、3人で、あとはペトロザヴォーツクから来ている人や仕事でここに勤務している人たちだ。夏はのどかだが、冬はオネガ湖が凍り、町との交通はヘリコプターだけが頼りとなる。しかし、「いざとなったら湖を歩いて渡る」とか。」
(「地球の歩き方 ロシア(2012~2013年版)」より)
ロシアに10日間旅行してきました。ほぼフリーの8日間のツアーにモスクワで2日延泊をして10日間にしました。サンクトペテルブルグに3泊、キジ島のあるペトロザヴォーツクに1泊、寝台列車で1泊、モスクワに3泊してきました。天気もよく、旅行自体は他のヨーロッパと変わらずに普通に観光できました。
ロシアルーブルはPで表記しています。約3倍にすると日本円になります。
1.準備~アエロフロート搭乗~サンクトペテルブルク到着~ドストエフスキーホテル着
2.エカテリーナ宮殿とピョートル夏の宮殿
3.イサーク大聖堂~血の上の救世主教会
4.ネフスキー大通り~カザン大聖堂
5.エルミタージュ美術館 前編
6.エルミタージュ美術館 後編
7.文学カフェ~ペトロヴロフスク要塞~エリセエーフスキー~バレエ鑑賞
8.スモーリヌイ聖堂
9.ロシア美術館
10.血の上の救世主教会~カフェ・ジンジャー~ドストエフスキー文学記念館
11.特急列車でペテロザヴォーツクへ移動~カレリアホテル着~オネガ湖散策
12.キジ島観光 前編
13.キジ島観光 後編
14.寝台列車でモスクワへ移動~コスモスホテル着
15.クレムリン観光
16.赤の広場~ワシリー寺院~グム百貨店
17.ツム百貨店~ゴドノフ~赤の広場ライトアップ
18.宇宙飛行士記念博物館~バスでセルギエフ・ポサードに移動
19.セルギエフ・ポサード観光~列車でヤラスラヴリ駅に移動
20.ヨールキーパールキー~コローメンスコエ
21.アルバート通り散策~テレモーク~アルバート通りライトアップ
22.ヴェルニサージュ~アルバート通り~カフェ・プーシキン~エリセーエフスキー ←★今ここ
23.ノヴォデヴィチ修道院~クローシュカ・カルトーシュカ
24.ククラチョフ猫劇場~コンファエル~ムームー~外務省
25.救世主キリスト聖堂~ゴーゴリ・モーゴリ
26.トレチャコフ美術館
27.アエロエクスプレス乗車~シュレメチェヴォ空港~成田空港~お土産