Images of 六冬和生
ガムラ・スタンからの眺望で既に目にしていた国立美術館は近くからの正面のファサードの彫刻が素晴らしい。
ここはスウェーデン最大の美術館。
レンブラントの絵が多いのが嬉しい。
しかしお勧めは3階への階段ホールの壁の上部に飾られたカール・ラーションというスウェーデンの画家が描いた「冬至の生贄」と日本語訳題名を持つフレスコ画。
酷い飢饉が続いた為、豊作を祈って、民衆が当時の王を生贄にしたという故事に基ずくこの絵が、ここの場所に収まるのには長い時間が掛かったと言う曰くつきの作品。
残念ながらここも最近厳しくなった規制の為写真撮影は一切不可。
掲示した絵は「ヴァーチャル絵画館」(旧アート at ドリアンArts at Dorian)からお借りしました。
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国立美術館を出ると正面は観光船乗り場の船の群れ。
国立美術館の右隣に白い瀟洒な建物に続き、何度も目にしたグランドホテル、その先には2つのドーム屋根を持つ地中海博物館の建物が続く。
観光船乗り場の前の多くの観光客に混じって、日章旗も翻る旗並みの先に垣間見えるのが王立オペラ座で、その先には外務省の建物を遠目にする事が出来る。
歩を進めると右サイドにも視界が開け、綺麗なヤコブ教会が建つ公園の広場が見てくる。
その辺りから振り返ると、シャエップスホルメン島の桟橋に美しい白い帆船。
後で知ったのだがこの船はその名を「アフ・チャップマン号」といい、1888年イギリスのホワイトヘブンで建造された、帆船時代の最後を飾る名船であったらしい。
いろいろの経緯の後、スウェーデン海軍が購入し、アフ・チャップマン中将という有名な人の名前から「アフ・チャップマン号」と名付けた。
1947年海軍から役割を終えた「アフ・チャップマン号」の提供を受けたストックホルム市が、文化遺産としての保存も兼ねて、ユースホステルに変更し、現在に至ってい姿。
ストックホルム中心部旅行マップ
http://www.geocities.jp/tshinyhp/hokuou/hokuoumap/stockholm/centerstockholm/framecenterstockholm.html