【中古】 カーリー(I) 黄金の尖塔の国とあひると小公女 講談社文庫/高殿円【著】
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カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女>【電子書籍】[ 高殿円 ]
元興寺(がんごうじ)は、ならまちにある、南都七大寺の1つに数えられる寺院。蘇我馬子(そが の うまこ551−626年頃)が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である現在の法興寺(飛鳥寺)がその前身だ。法興寺は平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転し、元興寺となったが飛鳥の法興寺も元の場所に残り、飛鳥寺となっている。奈良時代には東大寺、興福寺と並ぶ大寺院であったが、中世以降衰退して現在は2つの寺院に分かれている。
現在、「史跡元興寺」として指定されている地域は「元興寺極楽坊」、「元興寺(塔跡)」、「元興寺小塔院跡」の3か所で「元興寺極楽坊」には日本最古、飛鳥時代の瓦が極楽坊禅室・本堂に残っている。
奈良時代の元興寺は三論宗と法相宗の道場として栄え、東大寺や興福寺と並ぶ大伽藍で寺域は南北440m、東西220m、「奈良町(ならまち)」の大部分が元は元興寺の境内であったそうだ。東大寺、興福寺が勢力を増す一方、元興寺は平安時代後半あたりから徐々に衰退している。
室町時代の1451年、土一揆で元興寺は炎上し、金堂など主要堂宇は焼失、「極楽院」、五重塔を中心とする「元興寺観音堂」、「小塔院」の3つの寺院に分裂し極楽院は奈良西大寺の末寺となって民間信仰の寺院として栄えた。
「元興寺観音堂」は東大寺の末寺となり、五重塔を中心とする寺院であったが、創建遺構の五重塔と観音堂は、江戸時代末期の1859年に焼失し、以後は衰退している。
極楽院は1955年に「元興寺極楽坊」と改称、1977年に「元興寺」と改称され2010年8月、禅室の一部に使用されている木材が世界最古のものであることが確認されている。
ならまちを歩くと元興寺の隆盛と衰退の歴史がよくわかる。
(写真は日本最古、飛鳥時代の瓦が残る極楽坊禅室・本堂)
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