Images of 破廉恥

1966年初頭、フォークブームに刺激を受け、同級生でバンド仲間だった小林和生(のちの林小和生)、桶田賢一(のちの破廉ケンチ)と共に「The Clover」を結成する。所属レコード会社東芝EMIのイベント「ロックが生まれた日」(1990年4月28日・30日)のために結成したユニット。ユニット名はEMIのもじりで、メンバーのイニシャルを並べたもの。実際のイベント時には小林和生(ベース)、ケニー・モズレー(パーカッション)がサポートに回った。パープル・ヘイズ音頭は元々このユニットの曲。

20歳の春、TBS『シークレット部隊』で芸能界デビューする。芸名の「友和」は、先輩の宇津井健が同ドラマプロデューサーの野添和子(現・大映テレビ顧問)の名前の「和」の字を取って命名したものである 宇津井健が友を大切にし、友と和を持つという意味で命名した 長髪と汚れた服というイメージの当時の若者とは正反対の「こんな奴はいないだろう」(本人談)というような七三分けの真面目なガードマン役だった このとき忌野に「七三分け?お前なんかもう友達じゃないよ」と言われるが、それでも忌野はドラマを見て、たった一言だけの三浦のセリフを何度も真似た。忌野清志郎との縁で、結成初期のRCサクセションの曲である「金もうけのために生れたんじゃないぜ」でボンゴ担当として当時のLPのクレジットタイトルに名前が明記されている このことは『坂崎幸之助のオールナイトニッポン』に忌野清志郎がゲスト出演した際、実際のクレジットを見た忌野と坂崎が本当であることを証明している しかし、当時の音源を聴いてみるとボンゴの音が入っておらず、忌野に「あいつ全然叩いてねぇじゃねぇか!」と失笑される。また、RCサクセションのバックミュージシャン時代の一時期に、RCサクセションの破廉ケンチと一緒に住んでいた。『ぴったし カン・カン』にゲスト出演した際のクイズで、『「シークレット部隊」での最初のセリフは何だったのでしょう?』という問題に対して正解は『あっ! キャプテンのヘリだ!』だったが、放送された解答スーパーは『あっ! キャプテンのヘソだ!』と誤ってスーパーされ、当の三浦自身も爆笑していた 尚、同ドラマで当該シーンが登場した第1話は『ぴったし カン・カン』で共演した萩本欽一が芸能生活で唯一悪役を演じた回でもあり、その初セリフも萩本が演じる保険金詐欺犯から海上で襲撃されるシーンでのものだった。浅田美代子はプライベートでも親交が深い。また浅田のかつての夫である吉田拓郎が1980年の三浦主演のテレビドラマ『しあわせ戦争』(TBS)でゲストに来た際(第6話、1980年10月8日)、思い切って吉田をお酒に誘い、憧れのミュージシャンを前に飲み過ぎて翌朝グデングデンになり、撮影を初めて休んでしまったという。