Images of 肩甲舌骨筋
実績豊富な痺れと神経痛専門院で、 肩甲骨内側の痛みを改善 (検査) 姿勢分析では、座っている時の姿勢を見てみると、右肩甲骨が左に比べて上外方にあり、右肩が前に入ってしまっていました。 触診では、右肩甲骨内側と右胸に左と比べて明らかな張りがありました。 筋肉テストにより、肩甲骨の内側に付く筋肉の中では大菱形筋(りょうけいきん)と下部僧帽筋(そうぼうきん)に胸に付く筋肉の中では小胸筋(しょうきょうきん)に機能低下がみられました。 その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、この男性の症状は、小胸筋が過緊張して肩甲骨を上外方へ引っ張ったため、下部僧帽筋が引き伸ばされて起こっている可能性が極めて高いという診たてになりました。 (初回の治療) まず、小胸筋や下部僧帽筋につながる神経に障害を起こしたり、小胸筋の過緊張や下部僧帽筋の伸張の原因となり得る背骨の歪みをみつけて矯正しました。 その後筋肉テストをしたところ、大菱形筋と小胸筋は機能が回復しましたが、下部僧帽筋は回復しなかったので、キネシオテーピング療法と筋スラッキング療法を行ない、再度検査をしてみると肩甲骨内側と右胸の張りがかなり軽減しました。 (検査) 触診では背中の筋肉の張りはそれほどでもなく、背骨を押してみると頸椎(けいつい)7番と胸椎(きょうつい)4,5番に圧痛がありました。その他、関節可動域検査や整形外科学検査の結果と併せたところ、この男性の肩甲骨の間の痛みは、頚椎7番と胸椎1番の間の椎間板(ついかんばん)が圧迫され、中にある髄核(ずいかく)が左側にはみ出して起こる『頚椎椎間板症』の可能性が極めて高いという診たてになりました。 (初回の治療) まず圧迫されてしまっている椎間板を解放するために、頚椎の6,7番目の歪みを矯正し、はみ出してしまった髄核を元の正常な位置に戻すためのマッケンジーエクササイズを行なったところ、矯正前よりは下を向けるようになりましたが、痛みはまだ少し残りました。 さらに椎間板に対するキネシオテーピング療法を行なってみると、下を向いた時の痛みがかなり軽減し、寝返りをったり起き上がったりする時もあまり痛みを感じずにできるようになりました。 胸椎4,5番の圧痛は、今回の症状には直接関係ありませんでしたが、頸椎の歪みの原因になる可能性はあったので、胸椎4,5番の歪みを矯正してみると圧痛はなくなりました。