Images of 興平市
【四国八十八ヵ所を巡る第7弾!いよいよ結願♪でもどこまで行くのよ?のちょっぴり弾丸な一人旅】
昨年4月にスタートした四国八十八ヵ所の巡拝。第7弾となった今回は、徳島県経由で香川県の未参拝の札所を順打ちの要領で進み、第88番札所・大窪寺で無事に結願、その後、中部国際空港へ移動して1泊した。
高野山奥の院へのお礼参り前に行きたい場所を目指して日本を出国した旅の2日目、西安に到着後すぐに現地日本語ガイド&専用車による観光がスタートし、空港に近いエリアで高祖・劉邦など前漢時代の皇帝たちの陵墓を東から西へ巡る。車は更に西を目指す。
【メンバー】
一人旅。
【ルート】
4/ 7 梅田−<高速バス>−鳴門
−〔レンタカー〕<R28・県道12>−霊山寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10717369/)
−<県道12>−板野IC−<高松自動車道>−志度IC
−<県道141・R11他>−八栗登山口−〔ケーブルカー〕八栗寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10718134/)
−〔レンタカー〕<R11他>−志度寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10719377/)
−<県道3他>−長尾寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10720141/)
−<県道3・R377他>−大窪寺
−<R377・県道3・県道10・R11他>−高松−<JR>−岡山
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10735732/)
−<新幹線>−名古屋−<名鉄>−中部国際空港
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10736031/)
4/ 8 中部国際空港−<中国東方航空・上海経由>
−西安咸陽国際空港
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10749828/)
−〔専用車〕咸陽市:漢代陵墓群
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10757147/)
−興平市:楊貴妃墓
(以上の旅行記⇒本編)
−西安市:青龍寺
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10763425/)
−西安市:興慶宮公園
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10765048/)
−西安市:宿泊
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10765302/)
4/ 9 西安市−〔専用車〕宝鶏市:五丈原
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10789784/)
−宝鶏市:釣魚台
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10791989/)
−楊凌区:隋代陵墓
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10794112/)
−咸陽市:漢代&唐代陵墓
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10795855/)
−西安咸陽国際空港−<中国国際航空>−北京首都国際空港
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10796069/)
−〔専用車〕北京市:宿泊
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10801616/)
4/10 北京市ホテル−〔徒歩〕王府井
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10801979/)
−〔専用車〕北京市:北京外国語大学−北京首都国際空港
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10802286/)
−<全日空>−関西国際空港
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10802444/)
【表紙の写真】
墓苑内に立つ楊貴妃の彫像。
北京・上海の大都会から見れば、広西チワン自治区など言ったら、辺境ではないにしても随分な地方の田舎と思えるに違いない。だが実際に行って見ればそのイメージは一新される。ここ近年、中国の地方の高速道路網、遠距離バス網の急速な発展は、地方から地方らしさを一気に無くし、どこも皆ミニサイズの上海や青島に変貌している。垢抜けた近代都市を眼前に見ることになるのだ。
東興のバスターミナルがどこか分からないので、ホテルからはタクシーで行ったら、市内の直ぐの場所にあった。その規模、発着本数、遠くウルムチまで繋がっているバス網などは、一昨年回った寧波や紹興のバスターミナルと変わらない。東興市など、広西チワン自治区では10番目にも入らない都市であるが、それでもこれだけの規模を持っている。ターミナルの建物はそれ程新しくないので、建てられてからかなりの年月が経っているだろう。そう言えば去年行った雲南省の田舎町朦朧は、街の規模はこの東興の五分の一も無いが、郊外に作られた新バスターミナルは、ここ東興の3倍から5倍の大きさだった。中国人民政府と言うか、中国人の交通網に注ぐエネルギーは日本とは比べものにならない。
東興を出たバスは、片側2車線、両側4車線の快適な高速道路を真っ直ぐ東に向かう。昨日まで走って来たベトナムの国道とは大違いだ。日本でも地方へ行くと高速道路とは言っても、片側1車線しかなく、高速道路が対面交通になっているのが多いが、中国では、こんな田舎まで本格的な高速道が建設されている。今はこの高速道はガラガラの状態だが、数年後には経済発展と共に、この高速道も車にあふれているだろう。
30-40分で海岸沿いの都市「防城港」に入る。街の手前からデザインされた街灯がお洒落に立ち並んでいて、帆船や海に関係するシェードが電球を覆っている。街に入る手前には、随分モダンな大学校舎が見え、経済専門の大学のようだ。この街に入る直前から、この街のモダンさに驚くが、街に入って更に驚く。自分は色々と中国の地方都市を旅行しているが、この町程、近代化、20階、30階建て以上の高層ビルが立ち並ぶ新市街地の景観は、ミニ上海を越える勢いである。
「防城港」。以前どこかで聞いたような名前でもあるし、初めて聞く名前でもあるが、中国沿岸地方の発展の見本のような町だった。近くには錦州市、北海市という沿海都市が並んでいて、海南島を前にして、海外との交易も盛んなのだろうが、バスの中から見ていて、この都市の発展ぶりには、実際、目を瞠らされた。
防城港のバスターミナルで乗客の半分位が入れ替わり、引き続き南寧に向かって快適な高速道を走る。周辺は低い山野。緑濃い。人口はまだまだ吸収できそうだ。途中のドライブインで20分程休憩し、そのまま南寧に向かう。南寧に入る手前の郊外の街並みがバスの中ら見える。ある集落など、皆似たような2階建てのタウンハウスで、白に統一されている。欧米の郊外程の広い敷地は無いが、そのリッチな感覚は、日本の田舎の風景を遥かに超えている。後から追いかけて来た中国は、いつの間にか日本を追い越し、今は遥か先を行っているようだ。国の所得の高まりが、等しく人民のレベルまで配布されているような感じであった。