筋肉少女帯時代の一部のメンバーとは一時疎遠な関係であったが、イベントなどを通じ「仲直り」し、2006年7月に復帰。12月に筋肉少女帯復活ライブを行った。同年12月25日付で『大槻ケンヂと特撮ファンクラブ』より特撮のバンド活動休止が発表されるが、後に新しい所属事務所・オーケン企画より、活動休止ではなく、あくまで充電期間である、との説明が行われる。特撮としてのバンド活動は行われていないが、大槻ソロでの音源録音やライブでは、特撮メンバーと共に行われることがある。1990年代前半から筋肉少女帯として活躍する傍ら文筆活動も始めている。小説に『新興宗教オモイデ教』『グミ・チョコレート・パイン』『ステーシー』などがある他、『オーケンののほほん日記』など多くのエッセイを著している。作家活動における文体は、昭和軽薄体を意識している。日本SF作家クラブの会員でもあるが、本人によれば幽霊部員状態が続いているという。2007年現在、筋肉少女帯への復帰以降から小説執筆は止まっているが、対談やエッセイの連載は続けている。藤田和日郎の短編集「暁の歌」に収録されている「空に羽が…」では筋肉少女帯の「機械」から出典となっており、内容も同曲を漫画にしたような内容となっている 藤田の代表作「うしおととら」が2015年にアニメ化された際に筋肉少女帯は主題歌を担当している。漫画家との関わりが多く、比較的著名なところでは山田花子や和月伸宏、平野耕太、奥瀬サキ、新井理恵、私屋カヲル、大岩ケンヂなどが影響を公言している。また『グミ・チョコレート・パイン』(佐佐木勝彦・清水沢亮)や『くるぐる使い』(大橋薫)、『ステーシー』(長田ノオト)などがコミカライズされており、オリジナル原作の漫画では『女王様ナナカ』(画:西炯子)がある 大槻自身が影響を受けた漫画家は楳図かずおで、『赤んぼ少女』を題材にした曲を作ったり、楳図がNHK「スタジオパークからこんにちは」に生出演した際は電話で楳図と対談した この際に大槻は「最近の十代ってどう思います?」(当時は神戸連続児童殺傷事件の直後だった)と問い、楳図や大槻が作品で表現して来たグロテスクな世界が現実化しつつあるという懸念を共有した。若手作家では滝本竜彦や遠藤徹、辻村深月などが影響を公言しており、また中沢健のデビュー作はグミ・チョコレート・パインにインスパイアを受けて書かれた童貞青春小説『初恋芸人』であった。大槻もその内容には感銘を受けて本の帯に推薦文を書いている。影響を公言しているV系バンドえんそくのぶうとはお互いのトークイベントに招き合うなど親交があり、えんそくは筋肉少女帯カヴァーアルバム「僕の宗教へようこそ~Welcome to my religion~」をリリースしている。同作には最期の遠足のスピンオフにあたる内容となっている楽曲も収録されている。