Images of 鬼の舌震
高校時代に学生のお笑い大会で出会い、大学時代にピン芸人として2年活動した粗品がせいやを誘いコンビを結成する。吉本にはオーディションを経て所属したためNSCを出ておらず、そのため大阪校33期「扱い」となっている。粗品は同志社大学、せいやは近畿大学にそれぞれ進学した。粗品は大学1年生時によしもとのオーディションに合格しピン芸人として活動を開始する。また、この頃から2人でアマチュアコンビとして不定期で活動しており、2011年6月に開催された「堺市Twitterサミット」のお笑いライブに漫才コンビ「霜降り明星」として出演している 同年12月には当時5upよしもとで行われていた若手バトル「サードチャレンジ」を受け、合格している(次の「サードバトル」は不合格だったためコンビで劇場メンバーにはならなかった)。その直後、粗品はピン芸人として関西の人気番組『2012オールザッツ漫才』(毎日放送)にて、若手芸人の登竜門と言われるfoot cutバトルで史上最年少の19歳で優勝する。その際のインタビューで粗品は「成人したらスーツ着て漫才がしたい」と語っているが、後にこれはすでにコンビ結成を約束していたせいやに向けてのものだったと話しており、また当時自宅でこの番組を観ていたせいやは「自分は必要ないのではないか」と焦って一人で自転車を飛ばし山に行ったというエピソードがある。2018年12月6日の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、石田明(NON STYLE)は、「粗品って元々ピン芸人で、独特なフリップネタをやってて 言うと、せいやが、動くフリップなんですよ 実は後半に畳みかける時に、せいやを見ずに突っ込んでる時があるんですよ あれはもうフリップの間なんですよね」と、粗品のフリップ芸を発展させたものと指摘している また、『M-1グランプリ2018』の最終決戦でのネタについて、「あのテンポは本当にできない」「“M-1映え”するネタ」と評している。2019年9月、『アメトーーク!』(テレビ朝日)の「ツッコミ芸人が選ぶ このツッコミがすごい!」で、土屋伸之(ナイツ)は粗品について、「初めて見た時、マンガのフキダシみたいなのが見えたんですよ それぐらいわかりやすく、見てる人に面白いぞ!っていうのを教えてくれる、そういうツッコミの発明なので」と評している 博多大吉(博多華丸・大吉)は、せいやについて「粗品に足りないところを全部持ってる感じ 明るさ、人から好かれるタイプで母性本能をくすぐる だから2人で合わさると(強い)」とコンビのバランスを評した。