朝(あさ)の時間(じかん)がくれたもの

最近、私は朝型の生活を意識するようになった。以前は夜遅くまでスマホをいじって、朝はギリギリまで寝ているタイプだったが、ある日ふと「朝を丁寧に使ってみよう」と思い立った。

朝6時に目を覚まし、まずは窓を開けて深呼吸。夏の朝は空気が澄んでいて、鳥のさえずりも心地よい。ベッドから出て、白湯を飲みながら、静かにストレッチをする。これだけでも気分が全然違う。眠気は少しずつ晴れていき、頭がすっきりしてくる。

その後、コーヒーを淹れて、手帳を開く。今日やりたいこと、やるべきことを書き出して、優先順位をつける。何も考えずに一日を始めるより、こうして意識を整理することで、仕事や家事への集中力もぐっと上がった。

朝ごはんも、以前はパンをかじるだけだったのが、最近はちゃんと用意するようにしている。ごはんと味噌汁、卵焼きに納豆。簡単だけど、ほっとする組み合わせ。身体が元気になるのを感じる。

このように朝の時間を丁寧に使うようになってから、夜の過ごし方も自然と変わった。ダラダラとスマホを見て夜更かしするのではなく、本を読んだり、アロマを焚いてリラックスしたり。眠りの質もよくなり、翌朝もスムーズに起きられる。

時間は誰にとっても平等。でもその使い方次第で、心の豊かさは大きく変わる。朝の静かな時間は、自分と向き合える貴重なひとときだ。これからも、この小さな朝の習慣を大切にしていきたい。