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大網駅(おおあみえき)は、千葉県山武郡大網白里町南玉にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。外房線を所属線[1]としており、東金線を加えた2路線が乗り入れている。東金線は当駅が起点であるが、一部の列車は外房線千葉駅方面へ直通運転する。外房線の相対式ホーム2面2線と、東金線の島式ホーム1面2線の計3面4線で構成される高架駅で、両線のホームは離れている。外房線ホームは全体がカーブしており、列車とホームとの隙間が広くなっている箇所がある。東金線ホームの3番線は線路がホーム先端で途切れているため、線内折り返し列車の発着に使用されている。4番線は外房線上り始発列車と東金線から京葉線・外房線に直通する列車が停車する。3・4番線にはかつて行先をランプで知らせる案内表示器が設置されていたが撤去され、各ホームと駅構内にLED式の発車標が設置された。東金線ホームの東金方面より(3・4番線の分岐器付近)には、旧大網駅跡地を利用した保線用施設がある。直営駅であり、管理駅として外房線の永田駅および東金線の福俵駅・東金駅・求名駅を管理している。みどりの窓口(営業時間 6時 - 21時)・自動改札機が設置されている。当初は東金駅方面から千葉駅方面と安房鴨川駅方面に分岐する線形となっており、房総東線(現・外房線)はスイッチバックが必要であった。その一方、1968年(昭和43年)4月の千葉駅移転後は(これも大網駅とまったく同じ問題で、三方向からのY字分岐配線をずらしたものである)、房総東線と西線を一周しても蘇我駅で車両の前後の向きが変わらないという利点もあった。1972年(昭和47年)に駅と房総東線の線路が移設されて現行の形態となる。反面、房総東線と西線を一周すると蘇我駅で車両の前後の向きが逆転するため、房総半島を循環する列車の設定が困難になった。かつての房総東線線路は貨物列車用として1997年(平成9年)まで残っていたが、現在も跡地の確認は可能である。

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