the Franco-Prussian War〔1870~1871年のフランスとプロイセン王国の戦争。長い対立関係にあった両国は、1868年のイサベル2世の廃位後のスペイン王位継承をめぐって対立し、1870年のエムス電報事件(the Ems Dispatch)をきっかけとして戦争となった。ドイツ諸侯もプロイセンに味方し、セダンの戦い(the Battle of Sedan)でナポレオン3世は兵士とともに捕虜となり、1871年にパリが陥落する。同年パリ・コミューン(the Paris Commune)のさなかの3月にベルサイユでドイツ帝国が成立し、5月にフランクフルト条約(the Treaty of Frankfurt)が結ばれた。アルザス・ロレーヌ地方がドイツに割譲され、また賠償金がドイツに支払われた。フランスは帝政が崩壊して共和制に移行し、イタリアのローマ教皇領は、1870年にナポレオン3世軍が退却したことにより、イタリア王国軍によって占領された。〕