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パリのガイドブックにめったに登場しないためか あんまり日本人の観光コースに含まれていないけど、世界中から信者が訪れる、カトリックの聖地の1つといっても過言ではない教会がパリにあります。
聖ヴィンセンシオ・ア・パウロと聖ルイズ・ド・マリアックによって創立された愛徳姉妹会の総本部にあたる教会で、「Chapelle Notre-Dame de la Medaille Miraculeuse」日本語に訳すと「奇跡のメダル(聖母)教会」
1830年、カタリナ・ラブレ(Catherine Laboure)という修道女の前に聖母マリアが出現し、「メダルをつくりなさい。信頼してこれを身につける人は 大きな恵みを受けるでしょう」というお告げを残したそうです。その2年後、マリア様が告げたデザインの通りにメダルがつくられました。当時、パリではコレラが流行していましたが、2000個が配られると、コレラはおさまっていったという。それ以来、「奇跡のメダル」と呼ばれ、大勢の人がこのメダルを求めて 教会を訪れるようになりました。
ヌヴェール(Nevers)の聖ベルナデッタと同様に、聖人の遺体は腐敗しないらしく、聖人となったカタリナの遺体もここに安置されています。(これも奇跡の1つ)
で、こんなにすごい教会なのに、入り口はいたって平凡な建物。世界最初のデパート、ボン・マルシェのすぐ隣にあって、何度も目の前を通っていたのに ちっとも気がつきませんでした・・・。門をくぐって 中庭に入ったら 聖母マリアが出現した記録が描かれたものや銅像なんかがあり、観光客(巡礼者?)でいっぱいでした。あちこちでスペイン語やイタリア語が聞こえてきたので やはりカトリック信者の多い国からの来訪が多いみたい。
礼拝堂はちょうどミサが行われていたのですが、中に入ってみて 予想以上に美しかったのでビックリしました。(フランスの教会は わりと質素で暗い(色合いの)内装の教会が多い印象があったので)ミサが終わるのを待って、教会を見学しました。本当に熱心な信者の方が 聖カタリナのご遺体の前でひざまずいてお祈りし、聖母像の前に たくさんの人がいました。(正直、こんなに混雑している教会だとは思いもしなかったです。)
中庭には売店があって、ここで この奇跡のメダルが購入できます。メダルの解説書に「メダルはおまもりではありません」と書いてありました。メダルを持っているからといって 自分が何をしても救われるわけではなくて、メダルを持っていることで、信じて、自分が強くなる努力をしないといけないのではないかと思います。最初は 欲しいな、と思っていたメダルだけど、礼拝堂の中の信者の人たちを見たら、軽い気持ちでは買えない気がして、ポストカードだけ購入しました。
夏の観光シーズン、土曜の午後ということもあって、人が多すぎて なんだか 落ち着かなかったので、今度は もっと静かな時間に 戻ってこようかなぁ。