Images of ベルギーの鉄道
地図上では一見遠く見えるイギリスへも、Eurostar(ユーロスター)という特急電車を使えばたった2時間で行くことができます。ここでは、ベルギー〜イギリス間のユーロスターのチケットを日本語で予約する方法を解説します。 Brussel, Train, Strollers
ホテルを出て東に歩けば、地図で予想していた通り高架鉄道が見えてきて、VITO CRUZ駅があった。
泥だらけの歩道から階段を登り、ホームと同じレベルの出札で2.5ペソ(30円)でコインを買い、それを改札ラッチに入れれば、ホームに入れる。
間もなく電車は左からやって来た。
しまった、都心方面に行こうとしたのに、この電車は右側通行で、逆方向なのだ。
いや、構うことはない。
どうせ全線乗る覚悟なのだから。
早朝なのでまだ客が少なく、座席はガラガラ。
車掌はいなく、運転士が一人でドアの開閉を操作している。
ホーム上に斜めに鏡立てられ、運転士席からホーム全体が見えるようになっている。
これならば、停止位置がよほど正確でないかぎり、うまくホームが鏡に写らないはずだ。
簡単にブレーキ操作が出来るように、作られているのだろう。
運転台を見ると、アクセルとブレーキのペダルがあり、自動車の運転感覚で足踏み運転をしている。
車両はベルギーの市電そっくり。
ドアも両側折りたたみだが、違うのはベルギーならばクロスシートなのが、ロングシートであるだけ。
電車は一単位3両連接で4ボギー台車。
それを2単位編成6両で運転している。
一単位の長さは30m以内なので、一編成の長さは、せいぜい60m程度か。
幅は市電としてはやや広め、2.4mと見た。
ホームに余裕が残っているのは、将来3単位9両編成にまで、編成の長さを伸ばそうとしているのだろう。
加速は滑らかで早い。
出発直後に時速60kmに達し、ノッチオフする。
車内は静かで揺れない。
日本のモノレールや新交通システムに比べ、乗り心地は各段に良い。