【門脈系とその働き】 門脈は脾静脈、上腸間膜静脈、下腸間膜静脈が合流してできます。 臓器でいえば、脾臓と膵臓、消化管からの静脈血を集めて肝臓へ送る血管が門脈です。 門脈の働きについてまとめてみます。 ① 胃腸から吸収された栄養分(糖やアミノ酸)、薬物を肝臓におくり代謝や解毒を行ないます。 ② 膵臓で分泌された血糖調節ホルモン(インスリンとグルカゴン)を肝臓に運びます。これにより、グリコーゲンの生成や分解を行い血糖値を調節します。 ③ 脾臓で古い赤血球が壊され、その処理で生じたヘモグロビンはビリルビンとなります。ビリルビンは門脈により肝臓に運ばれ胆汁の材料となります。 このように、門脈は肝臓の解毒や代謝、胆汁生成などの機能に係わる機能血管です。一方、肝臓の栄養血管は固有肝動脈です。 かずひろ先生の【徹底的国試対策】解剖学マガジン - 静脈系 zoom解剖学 day19 循環器系 - 静脈系 https://www.youtube.com/watch?v=O6HxRls7s7I&feature=youtu.be Human Anatomy, Atlas, Tokyo, Study, Studio, Tokyo Japan, Human Body Anatomy, Studying, Research