Images of 太原武宿国際空港
太原、平遥へ観光で出かけました。北京から太原まで飛行機で飛び、太原から鉄道かバスで平遥に行くという大雑把な計画で出かけました。ホテルはインタネットで山西大飯店を予約しました。北京でのフライトの乗継ぎが無いため、空港付近にある錦江ホテル系の冊子にあった東航飯店で宿泊し、北京・太原は午前の便で移動することにしました。北京・太原は1時間ほどのフライトですが、中国東方航空、海南航空、中国国際航空が複数便を就航させています。比較的運航が安定していそうな中国東方航空で移動することにしました。チケットは日本の航空会社経由で確保しましたので正規料金となり往復1300元ほどでした。
「第一日」
夜、北京首都空港に到着、タクシーでホテルを目指しましたが運転手が空港周辺の地理に不案内な様で、ホテルに着くのに少し道を迷ってしまいました。運転手が途中で道を聞きながらなんとか到着しました。ホテルは立派な作りですが、乗継目的や航空会社職員の利用がほとんどの様です。ホテルからは1時間ごとに空港ターミナル行きの無料シャトルが出ています。
「第二日」
中国ホテル式の朝食バイキングをとり、空港にフライトの2時間前には到着するようにシャトルで移動しました。北京首都空港はチベットでの暴動騒ぎの後でしたのでセキュリティが厳しく、搭乗手続きをしてから空港ターミナルに入るのに1時間近くを行列の中で過ごすことになりました。2時間前に着いていたのでそれほど慌てることなくターミナルに入りしました。フライトは出発が1時間ほど遅れて飛び立ち、昼前に太原空港に到着しました。ローカル空港で工事中の箇所が多く、市内への移動に一抹の不安を覚えました。出口付近で宿泊予定のホテルのブースがあり、人がいたのでホテルに宿泊する旨を伝えましたが、送迎は事前予約のみとのことでした。その代わりに知り合いの白タクを用意してくれました。ホテルまでは70元でしたが、ホテルまでの車中で平遥の1日観光を予約しました。価格交渉を少しして500元で平遥までの往復と途中の観光で交渉成立です。以前、北京で車をチャーターして司馬台の長城へ行ったときが700元ほどでしたので妥協しました。次の日の朝7時にホテルまで迎えに来てくれることになりました。
ホテルにチェックインした後、昼食をとホテルの向えにある山西小飯店なるレストランに入りました。適当に注文しましたが、食事の最後は刀削面を食べました。刀削面のワゴンが回ってきました。味付けはよく分りませんでしたが色々な薬味があるようです。太原の料理はさっぱりしすぎているようです。その後、ホテル前のタクシーに普示司へ行く交渉をしました。遠いから嫌だといっていましたが60元で引き受けてくれました。タクシーで30分ほどで着きました。1時間ちょっと観光をして太原に戻ることにしましたが、帰りの足を乗り合いバスにするかと考えていたところ白タクに声をかけられ50元で送ってもらうことにしました。白タクはタクシーのボンボリを屋根につけて客待ちをしています。客との交渉が成立するとボンボリを屋根から外してトランクにしまいます。もちろん、メータはありません。陽気な運転手でした。夜はホテルで済ませ1日が終わりました。
「第三日」
朝7時に約束の車が迎えにきました。車は1200ccほどの小型車です。車に乗り込むと高速を通って平遥を目指しました。途中はひどい霧で車の前後がほとんど見えません。2時間ほど走って平遥につきました。城郭の中まで車は入り入場券売り場まだ案内してもらい、観光後に同じ場所で車が待っているとのこと、早速、観光を始めました。入場券は城郭内の見学場所のほとんどの入場券がセットになっています。市楼に登ったり、旧役所に入ったり街中を歩き回り、最後は城壁の上に登り半周しました。入場場所付近に12時ごろに戻り、名物の平遥牛肉(脂肪分のないコンビーフ?)と野菜、面をとり昼食としました。通りで待ちかねていた運転手さんと再会、次は双林寺に行ってもらうことにしました。双林寺は平遥から車で15分ほどです。原っぱの中にポツリと塀に囲まれてあります。その次は鎮国寺です。ここへは1時間ほどの道のりでした。途中で道が通れなかったり、車一台がギリギリに通れるトンネルで線路をくぐったり、大変な道のりでした。鎮国寺を後にして太原に戻ることにしました。太原に戻る途中、高速道路の事故渋滞に巻き込まれ、3時間ほどの時間がかかって太原に到着しました。夜は太原の中心街で火鍋を食べました。
「第四日」
太原市内の散策に1日を使うことにしました。朝食後にタクシーを拾って、永示乍寺(双塔寺)に行き、その後、路線バスで市の中心地に戻り昼食をとりました。昼食後ホテルに戻り休憩、その後、山西省博物館までタクシーで移動、博物館を2時間弱歩きまわりました。展示物が充実した立派な博物館です。人影もまばらでゆったりと見ることができました。夜は再度、火鍋を食べにいきましが、2度目のためか少し味に飽きてしまいました。
「第五日」
前日に平遥まで連れてってくれた運転手さんに電話をし、空港まで送ってもらうことにしました。ホテルで空港までのタクシー代を聞くと100元とのこと、70元は観光客にとっては良心的な値段なようです。北京での乗継時間を2時間ほど予定していましたが、他のフライトが軒並み遅れ、乗る予定のフライトもどうも遅れそうでヒヤヒヤものでしたが、北京では1時間強の乗継時間があり、無事、帰国便に乗り継ぐことができました。
3月の連休を使った4泊5日の旅行でしたが、観光地を太原に絞ったため比較的ゆったりとしたものになりました。山西省博物館で山西省の他の文物を見たためか、次回は大同を中心に仏像をもう少し見たいという衝動に駆られています。