バスクリンの歴史は、1893年に設立された漢方薬局の「津村順天堂」にさかのぼります。創業者の津村重舎が、漢方薬の残りカスを集めて使ったのが「浴剤中将湯」。その中将湯を改良し、1930年に発売されたのが、バスクリンです。主な原料は4種類。温泉成分を含む、炭酸水素ナトリウムと硫酸ナトリウムに加え、水道水の塩素による肌への刺激を抑えるのがグルタミン酸ナトリウム、粉の湿気を防ぐのが無水ケイ酸です。1950年代に一般家庭に風呂が普及し、国民的な商品へと成長しました。また、入浴剤メーカーとして初めて調香師を導入しました。数千種類の香料を組み合わせ、試行錯誤の末、入浴剤の香りを作りあげているのです。2008年、ツムラから独立し、その後社名を商品名のバスクリンに変更。入浴剤市場の拡大を目指す新生バスクリンは、スポーツマン向けをうたった、炭酸系入浴剤を開発し、挑戦を続けています。 Juice Bottles, Salsa, Condiments, Salsa Music