これが問題の彗星と陸軍の3式戦闘機「飛燕」に搭載されていた32型水冷倒立V型エンジン。 ドイツのダイムラーベンツDB601Aを化したものです。 12気筒で1400馬力の強力なエンジンで、調子が良いと彗星の場合、零戦を上回る580km/hという高速をたたき出します。 メンテナンス性が悪く、一度飛ぶとそのつどばらして整備をするということを繰り返したエンジンでした。ドイツの工業基準に及ばなかった日本の貧弱な工業レベルがすべての敗因であったと考えられています。 Aircraft Wing, Aircraft Engine, Paddle Wheel, Imperial Japanese Navy, Power Plant, Comet, Military Vehicles, World War, Wwii