東日本大震災の津波で流され、宮城県石巻市の雄勝公民館の屋上に残されたままになっていた観光バスが10日午前、撤去された。震災の爪痕として後世に残すべきだとの意見もあったが、市は「悲惨な記憶を呼び起こす」という住民の声を尊重し、撤去を決めた。