QT延長症候群

Meaning

QT延長症候群 きゅうちーえんちょうしょうこうぐん
noun (common) (futsuumeishi)
  • long QT syndrome

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患者本人から、「症状はいつから生じたか」、「発症形式は突然か、1−2時間で生じてきたか、1−2日のうちに生じてきたか」、「症状はどれだけ持続するか、断続性か連続性か、進行性か」、「誘因はあるか」、実際に、「最寄りの駅まで歩けるか」を尋ねて、時系列にまとめる。ERでは、本人からきちんとした病歴がとれないことが多い。付き添いの人間が、患者の日常状態を知らなければ、可及的速やかにその情報を集める努力をする。特に意識が少し低下した患者に対しては、種々の検査をすることより、その患者がいつもこのような意識状態なのかどうかという情報の方が重要である。以下の事例から、病歴聴取は独立して行うのではなく、診察や検査後に再度聴取するということが、特にERでは通常であることを理解して欲しい。突然発症の心不全例と思われる例であっても、診察所見によって聴取すべき病歴がかわってくる。血圧の上下幅(脈圧)が大きく、軽度の拡張期雑音とギャロップ音が聴取されれば急性の高度大動脈弁閉鎖不全症が考えられる。細菌性心内膜炎や解離性動脈瘤がその原因であることが多いので、そのような病歴(発熱、関節痛、体重減少、胸痛の有無)を詳しく聞く必要がある。また、心尖部にS3と収縮期雑音があれば、急性の僧帽弁閉鎖不全症の可能性があり、細菌性心内膜炎や特発性検索断裂症にみあうような病歴を聞く必要がある。急性の僧帽弁閉鎖不全症では、心不全にもかかわらず洞調律であるのが特徴である。もし、ER来院時に心房細動であったら、慢性の僧帽弁閉鎖不全症が元来存在していた可能性もある。いつから心房細動であったかという情報は有用である。急速に進行する呼吸困難で、心電図や心エコー図より肺塞栓が考えられたとしよう。肺塞栓の原因としては下肢静脈血栓が最初に考えられる。臥床時間が長い肥満傾向のある人なら、それだけで血栓が深部静脈に生じる可能性がある。鼠径部からのカテーテル検査直後であれば大腿静脈にできた血栓がその原因である可能性もある。若い運動選手であれば、下肢の外傷の病歴は重要である。外傷部位以下に下肢静脈血栓が生じる可能性があるからである。その他、膠原病等で血栓が生じやすくなる。ERに来院した患者の主訴のみから循環器疾患によると断定することはできない。救急でも通常の外来でも、適切に診療をするためには、内科の膨大な知識を知らなくてはいけないことはいくら強調しても強調しすぎることはない。病歴をとるチップスは存在しないのである。以下、聞き落としてはならない主要症状について述べる動悸とは、一般に用いられる言葉であって患者は動悸としか表現しない。しかし、実際は、速い動悸もあれば遅い動悸もあり、不規則なものから規則正しいものまで種々のものが存在する。突然発症かどうか、突然停止するかどうかの情報に加えて、脈がぬけるだけなのか、速い心拍を感じているのか、遅い心拍を感じているのか、規則性の有無は、心拍数はいくらか、何分続くかいう情報により、かなりの診断が可能となる。発作性上室性頻拍症は突然発症で突然停止するという特徴的な病歴を呈する。私は、患者に心拍数が60/分,100/分,150/分か、規則性については、規則正しい、規則正しい中で不規則がある、絶対的に不規則であるかの3x3の9通りを机の上をタップし、患者から動悸の詳しい病歴をとっている。それにより、訴えが、単なる期外収縮か、徐脈か頻脈発作か、頻脈であれば心房細動か、上室性頻拍症かをある程度推定できる。例え強い動悸を感じたと訴えても、患者にタップしてもらい70/分くらいで規則正しい脈拍であり最近ストレスが強かったという病歴があれば、自分の正常の心拍を感じている可能性が高い。通常は徐脈でないのに徐脈を呈してくれば、薬物服用や高カリウムに注意する。図1は吐き気を主訴として来院した67歳の透析患者であるが、透析不十分で、ミカンをたくさん摂取しており、カリウムは9mEq/lであった。緊急透析でカリウムが6mEq/lになると洞調律が出現した。突然の速い動悸を主訴とした患者で、発作性心房細動であれば、誘因としての酒、ストレス、不眠の有無を尋ねる。甲状腺機能亢進症が隠れていることもあり注意を要する。正常心臓であれば発作性心房細動になっても心不全にはならないが、肥大型心筋症であれば、心房細動が数時間続くと、心不全になりえる。房室結節は、不応期が長いため心房から早い刺激が発生しても、房室ブロックとなり心室にすべての興奮を伝えず、速い心拍から心臓を保護する役割がある。しかし、WPW症候群に合併する心房細動では、心房から心室への刺激は房室結節ではなく、不応期の短いケント束を通るので心拍数が200/分を越えうる。こうなると、血圧が下降し、起立困難となり、目眩が生じる。WPW症候群では、その他に発作性上室性頻拍症を合併する。この場合は心拍数が180/分くらいであるので、動悸以外の症状はないことが多い。意識消失を訴える患者に対しては、「前駆症状なしに突然に症状が出現するのか」、「胸痛・動悸・味の異常等の前駆症状ないか」、「起立時のみに生ずるのか」、「何分続いたか」、「痙攣やマヒ等の症状が随伴しないか」を聞くことにより原因についておよその判断ができる。発作が朝に多く、胸痛が先行すれば異型狭心症の可能性がありえるし、異様な味を感じたりした後に意識消失があれば、てんかん発作が考えられる。図2はホルター心電図を施行中に生じた異型狭心症の発作であるが、危険な心室性不整脈が頻発している。意識消失を主訴とする患者は、医療者側から意識消失の前に動悸や胸痛がなかったということをしつこく聞かない限り、患者自らいうことは少ない。なぜなら、多くの患者は意識消失したことは気にしているが、その直前に生じた動悸や胸痛は意識消失と関係がないと思っていることが多いからである。マヒの全くない一過性意識消失のみを主訴とする場合、虚血が全脳におよばなければ一過性脳虚血発作である可能性は少ない。図3は動悸の後に失神を呈する症例であるが、数回目のホルター心電図にて初めて、上室性頻拍症後に洞調律に復するときに4秒の心停止が記録された。本例は意識消失を主訴とし、その前に速い動悸が先行することから病的洞機能症候群によるストークスアダムス症候群が強く疑われたが、安静時心電図やホルター心電図で異常を指摘されなかった。ストークスアダムス症候群の診断には、病歴が一番重要であることを強く認識すべきである。上記のことからわかるように、一時的な意識消失を主訴として来院した例に対して、病歴からストークスアダムス症候群が少しでも疑われれば、ERでは疑わしきは罰するという形で入院、心電図モニターが望ましい。来院時意識障害が残存しているにもかかわらず、心拍が60/分程度の洞調律であれば、ストークスアダムス症候群は考えにくく、てんかんも考慮すべきである。心機能が低下した心不全状態では意識消失の原因として心室性頻拍症もありえる(図4)。また、肥大型心筋症では、通常まったく症状がないが心室性頻拍により意識消失が生じる可能性がある。急性心筋炎、先天性QT延長症候群でも多形性の心室性頻拍が生じて一過性の意識消失がおこりえる。労作にて初めてQTが延長する症例も存在するので、労作や夜間の目覚まし時計により生じる意識消失発作の病歴等を聴取することが重要である。長時間たっていた後の意識消失はneurallymediated syncopeが考えられる。この疾患は実際はまれではない。小学校や中学校時代に校庭で長い間たって先生の話を聞いているとフラーとしたという病歴があることが多い。また、極度の緊張や興奮状態があれば迷走神経が緊張状態となり意識消失が生じることがある。kyupinの日記 気が向けば更新心室頻拍kyupinの日記 気が向けば更新地上を旅する教会Qt延長症候群   wikipedia「second」 「thing」 「to」 「of」 「the」心臓の働きとその異常(3)医療関係者の皆さま犯人は誰か?循環器臨床の推理の極意3.心電図の読み方-(6)、(7)体や心の症状ブログ不整脈の症状と原因は?治療法は?よく読まれている記事最近の投稿アーカイブカテゴリー【心電図T波のすべてがわかる!】冠性T波など6種類のT波異常波形を詳しく説明!それなりに速くなりたいランナーのつぶやきと備忘録Brugadaイメージ 10images (61)kyupinの日記 気が向けば更新Engadget Japanese日本版人工知能が恋愛相談に回答、「教えて!goo」で8月から運用開始。ディープラーニングで文脈まで理解【心電図T波のすべてがわかる!】冠性T波など6種類のT波異常波形を詳しく説明!救急·集中治療(25巻5・6号) あなたなら,どう動く?不整脈診療Q&Aーしのぐ・備える・攻めるーkyupinの日記 気が向けば更新
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