敵地・東京ドームのスタンドでさえ、思わずどよめいた。阪神・金本がベンチから出てこない。7回、4点差に迫り、なお2死満塁。アニキはバットを手にすることなく、代打に関本が送られた。 「いこうと思えばいけたんだけど…。ちょっとやばいというのもあった」。