左目の上が腫れ、縦に割れた傷から血が滴っていた。2差で追う稀勢の里を下し、27度目の優勝を決めた白鵬。「お客さんを満足させる相撲を心掛けている。傷は勝利の勲章。でも男前が台無しだ」。冗舌だった。 にらみ合った後、立ち合いは2度目で成立。相手得意の左四つに ...